LUCIFERIAN LIGHT ORCHESTRA/LUCIFERIAN LIGHT ORCHESTRA

LUCIFERIAN LIGHT ORCHESTRA/LUCIFERIAN LIGHT ORCHESTRA

シンフォニック・メタルの重鎮セリオンを率いるクリストフェル・ユンソン(g, key, vo)が、幻想的な歌声の歌姫を起用しての別働隊の処女作。’70年代のオカルト・ロック(ブラック・ウィドウ辺り?)がコンセプトらしいが、メタルの技巧を封印し、’70年代程度のギター力で構築された楽曲は、セリオンとは一線を画したシングルコイルの歪みも効果的で、往年の英国プログレ的な鍵盤のいなたさも相俟って、彼らの目指す神秘性を湛えることに成功している。が、音作りはあの当時のトレース紛いではなく極めてモダンだし、本隊に通じるドラマ性もあるしで、シンフォニック・ハード・ロックと呼べそうな感触も。
(菅原健太)