BLIND FAITH／ミーン・ストリーク

Y&Tの同名作品からバンド名を拝借したというスウェーデン産４人組による通算４枚目。ジューダス・プリーストやアクセプトをお手本とするツイン・ギターによる王道リフ・ワークに、どこかジャーマン・メタル風のメロディアスな歌唱を乗せた非常に’80年代的な正統派ヘヴィ・メタルで、否が応にも同郷のハンマーフォールを強く思い起こさせる音楽性だ。コテコテの男臭さはなく、キャッチーなコーラス・ワークでぐっと盛り上げる「Tears Of The Blind」などはまるでトリートのようですらある。マックス・ノーマンをプロデュースに起用した力作で、全編に渡ってガッツィーな存在感あるツイン・リードが展開されている。

【文】Masa Eto