NEPTUNE BLUE/ラナ・レーン:音楽活動復活作、ブランクを感じさせないシンフォニック・ロック

NEPTUNE BLUE/ラナ・レーン:音楽活動復活作、ブランクを感じさせないシンフォニック・ロック
アーティスト名LANA LANE
ラナ・レーン
アルバム名 NEPTUNE BLUE
ネプチューン・ブルー

CD | マーキー・インコーポレイティド/アヴァロン | 2022年1月28日発売

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’12年の9th『EL DORADO HOTEL』以来、音楽活動を停止していた米国人シンガーによる10thアルバム。ヤチェク・イェルカが手掛けたジャケット・アートに示されるように、ラナの夫であるエリク・ノーランダー(key, b, vo/ロケット・サイエンティスツ)が全体を支配する本作の音楽性は、約10年のブランクをまったく感じさせないラナ・レーンのシンフォニック・ロックであり、特段のファンでもない僕でも胸に迫るものがある。優れたメロディーと秀でたアレンジ、そして豊かな歌唱で真っ向から勝負を挑む姿勢は、1st『LOVE IS AN ILLUSION』(’95年)から変わってないんだよなあ。凄い人だ。

【文】小澤明久