If Tomorrow Comes/NOA 日本プログレ界のトリオが31年振りに放つ2作目

If Tomorrow Comes/NOA 日本プログレ界のトリオが31年振りに放つ2作目
アーティスト名NOA
ノア
アルバム名 If Tomorrow Comes
イフ・トゥモロー・カムズ

CD | Arcangelo | 2018年6月20日発売

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’80年代後半、ビル・ブラッフォードばりのドラムとアラン・ホールズワースばりのギターを聴かせるジャズ・ロック・トリオとして、日本のプログレ界隈で話題になったノア。本作はその後も断続的に活動を続けてきた彼らが、31年振りに放つ2作目だ。現在ではキーボード奏者を擁する4人編成となり、インタープレイ至上主義から楽曲の緻密な構築に意識を向けた方向性への移行も窺える。そのため、以前より情感豊かなメロディーや爽快な空気感が際立っているが、各パートの弾きまくりへの欲求は決して隠さない。三苫裕文のギター・ワークも、アコースティック/エレクトリックを問わず猛烈な没入感。

【文】平野和祥