STREET LETHAL/クレイジー・リックス:北欧の憂いと’80年代のHM/HRを踏襲した豪快サウンド

STREET LETHAL/クレイジー・リックス:北欧の憂いと’80年代のHM/HRを踏襲した豪快サウンド
アーティスト名CRAZY LIXX
クレイジー・リックス
アルバム名 STREET LETHAL
ストリート・リーサル

CD | マーキー・インコーポレイティド/アヴァロン | 2021年11月5日発売

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スウェーデン産スリージー・メタル・バンド:クレイジー・リックスが放つ第7作。和風アクション・ゲームのようなSEの「Enter The Dojo」で始まるため、オリエンタル路線か?と一瞬思ってしまうが、次曲以降は本来の“彼ららしさ”に舞い戻り、L.A.メタルなどの’80年代HR/HMを踏襲しつつ北欧らしい憂いも帯びた豪快サウンドを聴かせてくれる。J・ルンドグレンとC・オルソンによるシンプル&パワフルさを追求したギターは、音作りといいメロディーといい実に爽快だ。ヴァン・ヘイレン風のタッピング奏法が飛び出す「Rise Above」や、モトリー・クルー風のリフが聴ける「Anthem For America」など、プレイ面でも注目すべき点の多い快作である。