アーティスト名 | TONY MACALPINE トニー・マカパイン |
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アルバム名 | CONCRETE GARDENS CONCRETE GARDENS |
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メタル系テクニカル・インストゥルメンタル・ギタリストの元祖と呼べるトニー・マカパインによる、ソロ名義では約4年ぶりの通算12作目となるスタジオ・アルバム。前作『TONY MACALPINE』(’11年)には7弦/8弦ギターを使った重厚な楽曲が収録されていたが、今作もそのスタイルを継承。知的な雰囲気のあるメタル/フュージョン系のインスト作品に仕上がっている。
トニーの楽曲はそのヘヴィなサウンドの中に神秘性やプログレッシヴ・ロックのエッセンスが盛り込まれているのが特徴だが、ザッパ・プレイズ・ザッパなどでプレイしていたピート・グリフィン(b)と、元ANGRAで現プライマル・フィアのアキレス・プリースター(dr)を従えての本作の楽曲は、これまで以上に緻密かつテクニカルな側面も強く、一瞬たりとも耳を離せない密度の濃いナンバーが並んでいる。曲それぞれにストーリーを持たせたということもあって、どの曲も表情豊かで、曲によってはスティーヴ・ヴァイからの影響を感じさせるファンタジックなムードがあるのも興味深い。エモーショナルな旋律の中にテクニカルなリックを織り交ぜたトニーのプレイにも円熟味が感じられ、こんなギターが弾きたいと思わせるフレーズが満載されている。「Square Circles」に現アーチ・エネミーのジェフ・ルーミズ(g)がゲスト参加。
(Jun Kawai)