A・ブリュー、S・ヴァイらのビート、武道館来日前にライヴ音源を日本先行リリース

A・ブリュー、S・ヴァイらのビート、武道館来日前にライヴ音源を日本先行リリース

8月29日(金)、キング・クリムゾンの1980年代スタジオ作にフォーカスしたショウで9月1日に一夜限りの来日公演が決定しているビート(BEAT)が、ライヴ映像及び音源『LIVE IN LOS ANGELES 2024』を日本先行リリースする。「Neadl And Jack And Me」の先行配信及びMVも始まった。

ビートは、クリムゾンの創設者であるロバート・フリップ公認のもと、エイドリアン・ブリュー(vo、g)&トニー・レヴィン(b)の元メンバーに加えてスティーヴ・ヴァイ(g)、ダニー・ケアリー(dr、トゥール)というレジェンド・プレイヤー4人で構成されたプロジェクトだ。’80年代のクリムゾンは、’70年代のラインナップが消滅した後、ロバートとエイドリアン、トニー、ビル・ブルッフォード(当時のdr)による新たな活動としてスタート(当初は別名義の予定だった)。ポップ、ミニマリズム、エレクトロニックといった要素と伝統のプログレッシヴを斬新にブレンドした『DISCIPLINE』(1981年)『BEAT』(1982年)『THREE OF A PERFECT PAIR』(1984年)で新境地を開拓した。したがって、ビートのセットリストもほぼ同3作からの選曲で固められており、昨年9月から北米で大規模ツアーを展開、大反響を呼んでいる。

今回のライヴ作品は、2024年11月10日のユナイテッド・シアター・オン・ブロードウェイ公演を模様を収めたもの。往時と変わらぬエイドリアンのヴォーカル&ユニークなギターにスティーヴ・ヴァイがエキセントリックなサウンドで華を添え、トニー&ダニーのグルーヴがバックを支えるエネルギッシュな演奏の数々は、当時を知るファンも初見のリスナーも十分に楽しませてくれる内容だといえる。海外では9月26日に発売されるが、日本ではそれより1ヵ月早い(つまり、来日前の)8月29日に発表となる。Blu-rayにはインタビュー映像も収録。以下、メンバーのコメントを紹介しよう。

エイドリアン・ブリューのコメント

3人の巨匠ミュージシャン、世界レベルのプロフェッショナルたちとステージに向かっていく。みんなあらゆる経験をしてきた上で、それ以前や以降のどんなものとも違う、時代を超えるこの音楽を今も楽しんでいる。オーディエンスは歌詞の一字一句を知っていて、パフォーマンスに大いに興奮してくれる。彼らが返してくれる愛はとてつもなく大きい。これ以上のことはないよ。

スティーヴ・ヴァイのコメント

ビートのツアーは予想をはるかに超えるものだった。この音楽をエイドリアン、トニー、ダニーと演奏することは、自分のツアー経験の中でも最高の部類に入っている。絶頂期にある今の俺たちのマジックをとらえたのが、『LIVE IN LOS ANGELES 2024』なんだ。

トニー・レヴィンのコメント

このバンドは最高だよ。俺たちがライヴでやっていることをハイ・クオリティで録音できたことがとても嬉しい。イノヴェーションが往年の名曲に出逢ったんだ。

ダニー・ケアリーのコメント

トニー、エイドリアン、スティーヴと演奏できる1回1回のショウを、興奮と畏敬の念で楽しみにしている。この力量のミュージシャンたちとギグでプレイできるというのは夢のようだよ。曲は楽しく、チャレンジでもあり、約束されているインスピレーション、出来栄え、サプライズには決して失望させられることがない。早くもっと演奏したくて待ちきれないよ!

INFO

BEAT - LIVE IN LOS ANGELES 2024

BEAT LIVE IN LOS ANGELES 2024 / BEAT

2025年8月29日発売 | ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル | 2CD+BD

「Neal And Jack And Me」ライヴ映像
Neal And Jack And Me

視聴リンク

収録曲

[CD 1]
01. Neurotica(1982年『BEAT』収録)
02. Neal And Jack And Me(1982年『BEAT』収録)
03. Heartbeat(1982年『BEAT』収録)
04. Sartori In Tangier(1982年『BEAT』収録)
05. Model Man(1984年『THREE OF A PERFECT PAIR』収録)
06. Dig Me(1984年『THREE OF A PERFECT PAIR』収録)
07. Man With An Open Heart(1984年『THREE OF A PERFECT PAIR』収録)
08. Industry(1984年『THREE OF A PERFECT PAIR』収録)
09. Larks’ Tongues In Aspic Part III(1984年『THREE OF A PERFECT PAIR』収録)

[CD 2]
01. Waiting Man(1982年『BEAT』収録)
02. The Sheltering Sky(1981年『DISCIPLINE』収録)
03. Sleepless(1984年『THREE OF A PERFECT PAIR』収録)
04. Frame By Frame(1981年『DISCIPLINE』収録)
05. Matte Kudasai(1981年『DISCIPLINE』収録)
06. Elephant Talk(1981年『DISCIPLINE』収録)
07. Three Of A Perfect Pair(1984年『THREE OF A PERFECT PAIR』収録)
08. Indisicipline(1981年『DISCIPLINE』収録)
09. Red(1974年『RED』収録)
10. Thela Hun Ginjeet(1981年『DISCIPLINE』収録)

[BD]
CD 1+CD 2と同じトラック19曲の映像
特典インタビュー映像
約181分 / 5.1ch Surround / 24bit Stereo / 日本語字幕付き

日本盤公式インフォメーション
技巧派メンバー4人からなるスーパー・バンド 、ビート 。 80年代のキング・クリムゾンにフォーカスしたツアーの模様を収録したライヴ盤発売決定!日本盤のみ先行発売!!ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル