毎月Kubotyが名手の技を盗むチャンスをゲットする連載コラム。今月もデジテック“Drop”を活用して、ジョン・ペトルーシの重低音リフにチャレンジ!
緊急レポート特別公開:Kuboty、“PUMPKINS UNITED”を観る!
このページの動画はヤング・ギター5月号と連動しておりますが、その誌面上には3月に行なわれたハロウィン“PUMPKINS UNITED”来日公演を観に行ったKubotyによる熱すぎるレポートが含まれております。しかしKubotyから届いた原稿の文字量が誌面に収まるわけないほどタップリでして、本誌では一部を泣く泣くカットすることとなってしまいました。が、このピュアなソウルが溢れまくった文章をお蔵入りにするのは勿体ない! ということで、当ページに誌面未掲載部分を特別にアップいたしました。それ以外の全文は本誌をご覧下さい!
僕は(3月)23日と27日の2日間観に行きましたが、後から(全日程の)セトリを見た感じ、この2日間に行けて超ラッキーだったようです。正直ツアー初日(16日)のセットリストは一番美味しかったと思います。メンバーの体力的にも余裕がありつつ、実験的な部分もあるのでヴァリエーションが広いのかなと思います。初日以降公演を経て多少のセットの組み替えや、体力的な部分でのカット等もあったのかなと。最終日、マイケル・キスクは喉が辛そうでした。本来予定されていたスケジュールよりも2本もライヴが増えたわけですから、体力が削られているのも仕方ないことです。しかし、喉がきついんだ、みんなもっと大きな声で歌ってくれ!!と言わんばかりのライヴ中のキスクのジェスチャーにすこぶる感動しました。23日より27日の方が、喉の調子が悪かった分キスクのハートはより熱かったです。声をメンタルでカヴァーする、プロ意識の高い素晴らしいパフォーマンスでした。
中学生の僕の心を芯から揺さぶったあの衝撃を、36歳の僕にも与えてくれた。思い出すだけで涙がこみ上げてきます。ありがとうハロウィン、ありがとう“PUMPKINS UNITED“。お茶目ポイントとして見逃せないのがカイ・ハンセンの髪の毛が増えていたことです。それ以上に驚きなのが、カイがここにきてギタリストとして超絶仕上がっていることです。リズム、ピッキング、何より出音。雑誌のカヴァーを飾るようなスーパー・ギタリストとして注目されているギタリスト達に負けない、いやそれ以上の存在感と華がありました。「‘80sハンブルク・ヘヴィ・メタルだ!!!」とカイがリード・ヴォーカルとリード・ギターを執る第一期ハロウィン・メドレーはもう圧巻中の圧巻。まさか「Starlight」が聴けるなんて、感激!!! デビュー直後からこれだけクオリティの高い楽曲を繰り出していたんですから、その後にハロウィンがジャーマン・メタルのフラッグシップとなり、ヘヴィ・メタルの歴史に大きく名を刻んだことは必然でしかなかったでしょう。時代とのマッチングやラッキーから歴史的ヒットを生んだバンドも沢山いる世の中であります。しかし地球が100回繰り返してもハロウィンは必ずその都度歴史に名を刻むでしょう。はあはあ。わたくしまだ興奮しております。まじハロウィン最高。自分の信じた音楽は間違いないですね!!!!!!!!
【文】
Kuboty