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アダム・スラック(ザ・ストラッツ)2017来日インタビュー

インタビュー&文●勝又龍介 Ryusuke Katsumata pix by Yuki Kuroyanagi

レスポール・ジュニアにはパンクの精神が宿っている

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YG:ライヴ映像を観ていると、あなたのギターはレスポールがメインですよね。
AS:そう。以前はレスポール・ジュニアがメインだった。ビリー・ジョー・アームストロング(グリーン・デイ)やキース・リチャーズがアルバムで使っていたものだし、あのシンプルさが何かクセになるんだよ。来週アメリカに戻ったら、また1本買うつもりなんだ(笑)。カスタム・ショップ製で目をつけているのがあるんでね。レスポール・ジュニアだけで、既に5本持っているんだけど…(笑)。とにかく一番お気に入りなんだよ。パンク・ロックの精神が宿っているというのかな。ピックアップも1基だけだし。ハードに弾けば弾く程、音が良くなる。そういう感じが好きだね。でも今のツアーでは、レスポール・カスタムがメインだ。ギブソンから貸してもらっているんだけど、返すつもりはない(笑)。

あと以前にはストラトキャスターを使っていた時もあったよ。ジミ・ヘンドリックスやスティーヴィー・レイ・ヴォーン、ジョン・メイヤー、ジョン・フルシアンテ…彼らのトーンがとっても好きでね。でも、ストラッツとしてあの音で勝負するなら、バンドにもう1人ギタリストが欲しいな。

YG:ギター収集癖みたいなところもあるのですね。 
AS:うん、とにかくギターを買うのが好きでしょうがなくてさ…。“Rock’n’ Roll Relics”というギター・ブランドがあって、ここのも1本買ったんだ。このブランドはダブル・カッタウェイやシングル・カッタウェイのシェイプを主に手がけ、まるで’50年代製かと見間違うほどの激しいヴィンテージ風なギターを作ることで知られている。で、そこが今、俺のシグネチュア・モデルを作ってくれているんだよ。レスポール・ジュニアのようなシェイプで、ハムバッカーが載っている。それから白黒のユニオン・ジャックが描かれているんだ。完成が待ち遠しいね。そして、さっきのレスポール・ジュニアに加えて、ギブソン“ES-335”もこれまた購入する予定で…何しろ、来週誕生日を迎えるもんでね(笑)。ギターを買うのを止められなくて、困ってるんだ…。

YG:(笑)さっき新曲の話をされていましたが、もう制作は始まっているんですか? 
AS:うん。15曲ぐらい書けそうかな。向こう2ヵ月ぐらいは作曲に専念する。それから夏ぐらいにレコーディングして、年末までには新作を出したいなと思っているところだ。

YG:アルバムの完成を楽しみにしています。また日本にも戻って来て下さい。
AS:100%戻って来るよ。4歳の頃、お父さんが日本の企業に勤めていたダイキという男の子と親友だったんだ。でも彼は日本に戻ることになり、俺は大泣きするほど悲しかった。それから6年ぐらい文通で連絡を取り合っていたけど、ある時音沙汰がなくなって…。その頃から、ぜひ日本に行きたいと思うようになったんだ。それと、『ドラゴンボールZ』の大ファンなんだよ(笑)。だから“SUMMER SONIC 2016”でついに日本に来られた!という気分だったね。もちろんダイキと連絡を取りたかったけど、なかなか上手くいかなくて…。もう1人、16歳の時に学校で仲の良かった友達がいて、彼は東京のショウに来てくれたんだ。バックステージに招待したよ。10年ぶりに日本で会えるなんて凄い話だよね。とにかく日本が大好きだから、またすぐにでも戻って来たい(笑)。

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ザ・ストラッツ 作品情報

THE STRUTS - EVERYBODY WANTS

『EVERYBODY WANTS』

『エヴリバディ・ウォンツ』

1stフル・アルバム | CD | ユニバーサル インターナショナル | 2017年2月3日発売

THE STRUTS - Live and Unplugged

『Live and Unplugged』

『ライヴ・アンド・アンプラグド』

最新EP | 配信限定 | ユニバーサル インターナショナル | 2017年3月3日発売

ザ・ストラッツ 公式ウェブ(日本語)

http://www.universal-music.co.jp/the-struts/