オジー「S.A.T.O」の多彩なランディ・ローズ・サウンド3種類!

オジー「S.A.T.O」の多彩なランディ・ローズ・サウンド3種類!

半世紀近くも前にして、その革新的発想で今も色褪せぬヘヴィ・メタル・ギターの様式を確立していた不世出のギタリスト:ランディ・ローズ。その魅力が溢れ出た名曲「S.A.T.O.」のギター・サウンドを、Positive Grid“Spark AI”を使って生成してみた(使用ギターはハムバッカー・ピックアップを搭載したSTタイプ)。基本のディストーション・サウンドをベースに、場面ごとに多彩な表情を見せる3種のトーン・プリセットを以下に見ていこう! 

なお、この曲のギター・スコアがヤング・ギター2026年4月号に掲載されているので、合わせてチェックを!

バッキングは王道セッティングで再現!

今回はバッキングを2種類用意した。

バッキング1:YG_Ozzy_S.A.T.O._Backing1
バッキング2:YG_Ozzy_S.A.T.O._Backing2

バッキング1
バッキング2

プリセット内容(接続順。詳細設定はアプリでご確認下さい)

GATE:NOISE GATE
COMP:オフ
DRIVE:BLACK OP
AMP:Plexiglas
MOD/EQ:オフ(バッキング1)、FLANGER(バッキング2)
DELAY:オフ
REVERB:ROOM STUDIO A

Spark AIに曲名とアーティスト名を入力すると、まず提示されたサウンドは方向性としては良好。ただしアンプや歪み系のキャラクターがやや異なっていたため、ランディ・ローズの使用機材を踏まえ、「アンプはマーシャル、歪み系ペダルは MXR“Distortion + で」と具体的に指定した。すると、一気に原曲へと肉薄するトーンへ進化。実際に“Distortion + を内蔵していなくとも、 Spark AI は近いキャラクターを持つモデルを選択し、適切なセッティングを自動的に構築してくれる。ここにAIならではの柔軟性が感じられた。さらに、AIが提示したセッティングではディレイが加えられていたため、これをオフにし、ルーム・リヴァーブで自然な余韻を付加。グラフィック EQ をオフにしてアンプ側のトーンを微調整することで、バッキング・サウンド(1)が完成した。また、3コーラス目のサビ裏で聴けるワウ踏み風のサウンド(バッキング2)は、バッキング1をベースにフランジャーを加えることでシミュレートすることができた。

ToneCloudでダウンロードしよう!

「YG_Ozzy_S.A.T.O._Backing1」「YG_Ozzy_S.A.T.O._Backing2」の名前で検索すると、同じプリセットをダウンロードすることができます。

ソロ:コーラスで厚みと広がりが増したダブリング風に

ソロ

YG_Ozzy_S.A.T.O._Solo プリセット内容(接続順。詳細設定はアプリでご確認下さい)

GATE:NOISE GATE
COMP:オフ
DRIVE:BLACK OP
AMP:Plexiglas
MOD/EQ:Digital Chorus
DELAY:オフ
REVERB:ROOM STUDIO A

ソロもベースとなっているのはバッキング1のサウンド。これにコーラスを加えると良い意味でのトーンの変化が起こり、一気にダブリング風の迫力あるソロ・サウンドが得られたので、あとは手持ちのギターに合わせてアンプで微調整を行ない、イメージ通りのサウンドに仕上げることができた。ちなみにここに至るまでのプロセスは、バッキングの音作りを含めてもわずかに数ステップ。機材に関する詳しい知識がなくとも、最短距離でこちらの求めるセッティングをしてくれるAIの存在は、とりわけ音作りに悩む初級〜中級ギタリストにとって大きな味方になってくれることは間違いないだろう。

ToneCloudでダウンロードしよう!

「YG_Ozzy_S.A.T.O._Solo」の名前で検索すると、同じプリセットをダウンロードすることができます。