Flattley Guitar Pedals The Jokerブースト的にも使える個性派ディストーション

Flattley Guitar Pedals The Jokerブースト的にも使える個性派ディストーション

クラシック・ロックに最適なオーヴァードライヴ/ブースター

英国海軍で技術者として働いていたという、ユニークな経歴を持つポール・フラットリーが、2016年に立ち上げたイギリスのペダル・ブランド、フラットリー・ギター・ペダルズ。ファズやオーヴァードライヴなどを中心としたハンドメイドのアナログ・ペダルと、ドクロをモチーフにしたサイケデリックかつコミカルなデザイン・ワークなどが注目を浴びているブランドだ。

そのフラットリー・ギター・ペダルズの新製品は、12AX7真空管の挙動をFET(電界効果トランジスタ)で再現したオーヴァードライヴ・ペダル。コントロールはヴォリューム、ゲイン、トーンとシンプルながら、ブーストからクランチ向きのDIRTモードと、よりハイ・ゲインなFILTHモードをミニ・スイッチで切り替えることで、幅広く活用することができる。

真空管サウンドを意識したというだけあり、適度なコンプレッション感や高域の煌めき感などは非常にナチュラル。その上で感じたのは、サウンド的にはクラシック・ロックなどを対象としたややオールドスクールのドライヴ・ペダルという印象だ。FILTHモードにすると確かにディストーション的なザラつきが出て来るものの、そのニュアンスは’80年代初頭のサウンドで、場合によってはファズ的なブチブチ感が耳に残るかもしれない。ゲイン・コントロールもミドル・ゲインの範疇で、フルにしても音像が潰れることはなく、ピッキングのタッチやダイナミクスなどをしっかり表現してくれる。

それらを踏まえると、本機を合わせるアンプの選定も使いこなすポイントの1つとなりそうだ。オススメなのはコンボ・アンプで、本機をブースター的に用いる方法。トーンは左に回すとベース・ブースト、右に回すとトレブル・ブーストとして作用するため、これらの設定も合わせてアンプをプッシュするという使い方が、本機の持ち味を引き出すのではないかと思う。スタック・アンプの場合も、ややヘッドルームが狭めのアンプの方が、本機でのブーストを生かすことができるだろう。それらを含めて、やはり’70年代的ロック・サウンドを生み出すのに最適なペダルではないかと感じた。

丁寧な手作業がうかがえる内部基板。電源はアダプターのみ。
ミニ・スイッチ
ブースター〜クランチ向きのDIRTモードと、ハイ・ゲインのFILTHモードを切り替えることができる。
リング型LEDをフットスイッチの根本に配置。フットスイッチ上部には踏みやすいパーツが付けられている。
筐体前面」
筐体前面に貼られたラベル。ドクロは同ブランドのモチーフのようだ。

試奏動画 Flattley Guitar Pedals | The Joker

製品概要 Flattley Guitar Pedals | The Joker

●入出力:インプット、アウトプット
●コントロール:Volume、Tone、Gain
●スイッチ:オン/オフ、DIRT/FILTH
●電源:DC9V
●サイズ:64(W)×119(D)×40(H)mm
●価格:¥52,800(税込)

製品情報:Flattley Guitar Pedals ( フラットリーギターペダルズ ) The Joker 送料無料 | サウンドハウス