THRASH DOMINATION 2014 – 出演ラインナップ予習編:サンクチュアリ

THRASH DOMINATION 2014 – 出演ラインナップ予習編:サンクチュアリ

3月15日(土)・16日(日)、いよいよ今週末に迫って来た“THRASH DOMINATION 2014”。出演アーティスト紹介の第3弾となる今回はサンクチュアリだ。

SANCTUARY – サンクチュアリ

THRASH DOMINATION 2014 - Sanctuary サンクチュアリ

サンクチュアリは’80年代スラッシュ・ブームの中で産声を上げたバンドだが、ギターの刻みはまさにスラッシーながら、スピードではなく重厚さと、ワレル・ディーン(vo)の異様なハイトーン・ヴォイスを武器に、全く独特なダーク&ドラマティック・メタルを作り上げた偉大なバンドである。

結成は’85年。米シアトルを拠点としていた彼らは’87年に『REFUGE DENIED』でデビューし、早々にその妖しく劇的な音楽性が話題になった。メガデスのデイヴ・ムステインによるプロデュースというトピックも注目を集め、リスナーに同作を手に取らせるきっかけとなった。

‘90年の2nd『INTO THE MIRROR BLACK』はこの路線をさらに突き詰め、より深く、かつ劇的なサウンドを構築し絶賛された。同年には初来日も実現させている。しかし彼らもシーンの変化に翻弄されたバンドで、グランジ的な方向性に進むことをレーベルから要求されるも、メンバー間ではそれを受け入れるか否かで意見が分かれた。最終的に彼らが出した結論は解散だった。

‘92年にワレル、ジム・シェパード(b)、末期に加入したジェフ・ルーミズ(g)は新たなバンドの結成に動き、ネヴァーモアが結成される。’95年にアルバム・デビューしたこのバンドでは、より幽玄でダークな独自のメタルが確立され、海外で盤石の地位を築き上げることに成功した。

サンクチュアリの復活がアナウンスされたのは’10年のことで、ワレルらがネヴァーモアと掛け持ちする形であり、そのメンバーにはジェフも含まれていた。
その後ネヴァーモアはジェフらの脱退を受けて活動を停止し、ワレルとジムはサンクチュアリに専念することになる。ほぼオリジナル・ラインナップに近い
今年中のアルバム発表が見込まれている今、遂に24年ぶりの来日が実現する。ネヴァーモアを経た現在の彼らがどんなパフォーマンスをするのか、これは見物だ。
 

THRASH DOMINATION 2014 公演概要

日程:2014年3月15日(土)・16日(日)
会場:CLUB CITTA’(神奈川県川崎市)
開場:15:00  開演:16:00
出演:エクソダス、ヴォイヴォド、サンクチュアリ、アーティレリー

チケットなどその他の情報は、以下特設ページをチェック!
THRASH DOMINATION 2014 / スラッシュ ドミネーション 2014