毎月10日発売。月刊ギター専門誌ヤング・ギターの公式ウェブサイト。

「世代、性別、スタイルetc.といった垣根をぶっ壊す!!」鋼鉄の翼をさずかりし者たち… METAL MANIA 特別対談!

「世代、性別、スタイルetc.といった垣根をぶっ壊す!!」鋼鉄の翼をさずかりし者たち… METAL MANIA 特別対談!
インタビュー&文●上田慎也 Shinya Ueda 撮影●江隅麗志 Reishi Eguma(C-LOVe CREATORS)

メタル音楽/ギターという翼をさずかって…

METAL MANIA - 2

YG:“RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO”は「日本の音楽に“翼をさずける!”」がスローガンにもなっていますが、みなさんはメタル・ミュージックやギターという“翼をさずかった”ことで、どうなりましたか?

Ryoto:俺は中学の時にギターを始めたんですけど、それまでは友達とアテもなくフラついたりして、ダラダラと無駄な時間を過ごしていたんですよ。でも、ギターを握ってからはそれに時間を割くようになって、もうずっと弾いてましたね。そして気付いたらこうなっちゃってました(笑)。自分を正してくれて、夢を持たせてくれた──それがギターなんですよ。

Hirotomo::俺は元々多趣味で、野球とかサッカーとかスポーツもやっていて、音楽も好きで色々聴いてたんですよ。でも、どれもイマイチのめり込めなかったというか…。で、中学の時にメタルを聴いて「ギターってすげぇ!」って弾き始めたんですけど、初めて本気で没頭できたのがギターだったんですよね。それで、気付いたら俺もこうなってました(笑)。

midori:私は小さい頃からピアノとかエレクトーンとか、ずっと音楽はやっていたんですけど、大学に進学した頃に一度止めちゃったんですね。でも、ギターをきっかけにまた音楽に本気で取り組むようになったんです。だから、ギターは音楽に対する情熱を取り戻してくれたものって感じですね。

miyako:私も3歳からクラシック・ピアノを習っていて、ずっとクラシック音楽一辺倒だったんです。それから大学受験をきっかけにギターを触るようになってメタルを知ったんですけど、クラシック以外に「こんなにカッコいい世界があったなんて!」となって。それからは色々なメタルを聴いていって、世界が広がりましたね。そしてLOVEBITESでギターを弾くようになって、ドイツの“Wacken Open Air”やイギリスの“Bloodstock”でプレイすることができたり…、本当の意味で世界が広がりました!

YG:まさにギターという翼で世界に羽ばたいたわけですね!

DAIKI:僕は小学校の時に親父に無理矢理メタリカのコンサートに連れて行かれて…。

一同:いいなぁ!

DAIKI:当時は曲も何も知らない状態でしたけど、バンドはすごくカッコよくて、ライヴが終わった後に「ギター弾いてみたいな…」ってボソっと言ったら、親父が「キタコレ!」みたいな感じで(笑)。それでギターを与えられたんですけど、しばらくはちょっと触る程度だったんですよ。で、中学の頃はスポーツとかそういうのが全然できなかったので吹奏楽部に入ってコントラバスとかを弾いていたんですけど、高校に上がった辺りで「モテてぇな」って思い始めて(笑)。好きな子がいたし、アピールするには俺にはギターしかないって思って。それで必死に練習して、バンドで出たライヴにその女の子を誘ったら、その後に付き合うことになったんですよ(笑)。その後も、モテたいっていう一心で一生懸命練習しましたね(笑)。

TJ:僕は…実は自分でギターを弾きたいと思って始めたわけじゃないんですよ。中学の頃からヘヴィ・ロックなんかは好きで聴いてたんですけど、当時の僕は本気で卓球に取り組んでいて、高校に行っても卓球をやるつもりだったんです。実際、卓球でスポーツ推薦をいただいてたんですけど…受験の当日に受験票をなくしてしまいまして、その高校に行けなくなっちゃったんですよ(苦笑)。結局とんでもない不良高校に行くことになりまして(笑)、そんなことになってクサッていた時に、ベースを弾いている友達から一緒にバンドをやるために「お前、ギター買えよ」って言われて渋々始めたのがきっかけなんですよ。でもそのおかげでまた本気で取り組めるものができたし、まさにギターという翼をさずけられたことで人生が救われて、僕は今ここにいるという感じです。

YG:めちゃくちゃドラマティックな話ですね! ではそんなみなさんが、今度は“METAL MANIA”を観に来てくれた人たちに、どんな翼をさずけてくれるのでしょうか…?

Ryoto:まずは、普段から俺たちを応援してくれているファンの人たちに、大きなステージで最高のライヴを見せることで恩返しをしたいです。そして、会場の全員に俺たちがこれから世界に羽ばたけるという片鱗を感じてもらえたり、みなさんの心の中に何かを残せるようなパフォーマンスを披露したいです!

miyako:LOVEBITESは6月にO-EASTで単独公演をやったんですけど、来場者は当然私たちのファンだったと思うんです。でも今回はそういう状況ではない中でどれだけ盛り上げられるか…、良いライヴを見せてみなさんをLOVEBITESの虜にしたいと思います! あとはせっかくの対バンの機会なので、私たちもお客さんと一緒にイベントを楽しみたいですね。

DAIKI:最初に言ったことの繰り返しになっちゃいますけど──ラウドネス、HNIB、LOVEBITES、HFO…世代や性別やスタイルを超越して、日本にはこんなにカッコいいメタル・バンドがいるんだぞ!っていうところを見せて、ここから日本のメタル・シーン全体を盛り上げていくようなイベントにしたいと思ってます。そして会場に来てくれた人たちに後で「あの時のライヴ、最高だったね!」って言ってもらえるような、伝説の夜にしたいですね!

TJ:それぞれのライヴはもちろんですけど、当日はバンドやメンバー同士のコラボレーションもあったり、会場にはメタルの歴史を紐解く展示があったり、バーでは僕たちが考えた特製ドリンクを提供したり、バンドの機材を間近に見ることができたり…、メタル好きはもちろん、そうじゃない音楽リスナーのお客さんにも楽しんでもらえるようなこと、普段のライヴでは体験できないようなこと、そしてみなさんに翼をさずけられるようなことをたくさん考えているので、ぜひ遊びに来てください!