メロディーを聴かせるヴィブラート術:フランセスコ・ファレリ「Triumph」攻略 vol.3【動画・奏法】

メロディーを聴かせるヴィブラート術:フランセスコ・ファレリ「Triumph」攻略 vol.3【動画・奏法】

フランセスコ・ファレリ最新ソロ・アルバム『PRIMAL INSTINCT』から明るいシュレッド・インスト「Triumph」の奏法を本人が直伝してくれる連載コラムの第3回。今回は、Ex-3のゆったりとしたメロディーに速弾きを挟んだプレイに取り組んでみよう。なお、彼は7弦ギターを使用しているので譜例も7弦で作成しているが、6弦ギターで対応可能だ。

メロ弾きの部分では、フランセスコ本人も言うように、「ヴィブラートをたっぷりかけるのが重要」。映像を観れば、音程変化の大きなヴィブラートを、テンポに合わせてかけているのが分かると思う。付け加えて言うなら、ヴィブラートをかけ始めるタイミングにも注目してほしい。

映像をよ~く観れば、2小節目頭の2弦15f(D音)や、3小節目頭の2弦18f(F音)などは、ピッキング後、一瞬間を置いてからヴィブラートをかけていることに気づくはずだ。ピッキング直後から大きなヴィブラートをかけてしまうと、どの音程にヴィブラートをかけたのかが、どうしても分かりづらくなってしまう。“激しさ”を前面に出したい時はそれでも良いが、メロディーをしっかり聴かせたい時は、この例のように一瞬間を置いてからかけることも有効だと憶えておこう。

なお、2小節目の2~4弦間のスキッピングは2拍目最後の4弦14fをダウンで弾き、その後は[2弦=ダウン、4弦=アップ]のインサイド・ピッキングでプレイしているようだ。速弾きの部分は、基本的に3ノート・パー・ストリングスのポジションを用いたフル・ピッキング・フレーズ。この手のプレイでは、[低音弦→高音弦]の移動のみ[ダウン→ダウン]のエコノミーで…というギタリストも多いが、フランセスコはオルタネイトで真っ当にプレイしているようだ。

速弾き中の細かい符割については、全く気にする必要は無し。次の小節の頭のロング・トーンで帳尻を合わせる感覚でプレイしてみよう。

(※譜例はタップ or クリックで拡大)

Ex-3「Triumph」ヴィブラートをきかせたメロディー

CD Time: 1:23〜1:56

Ex-3

INFO

FRANCESCO FARERI - PRIMAL INSTINCT

『PRIMAL INSTINCT』/FRANCESCO FARERI

CD | 2021年11月15日発表

ディスクユニオン|詳細