アーティスト名 | DEATH ANGEL デス・エンジェル |
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アルバム名 | THE DREAM CALLS FOR BLOOD ザ・ドリーム・コールズ・フォー・ブラッド |
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’04年の復活から4作目、3年ぶりとなる7thフル。怒涛のキラー・リフで突っ走るだけでなく、リズムやテンポの大胆な変化、グルーヴ・オリエンテッドな側面も顔を覗かせ、曲毎のアレンジに非常に長けた印象を受けるのは前作以上。その上で、ベテラン・スラッシャーの“トラディショナル”な矜持と、ジェイソン・スーコフによる“今時”なサウンド・プロダクションがうまく合致し、攻撃性を増幅させている。邪悪なメロディーを紡ぐ一方、クランチ・リフで心地よく頭を振らせてくれるギター・ワークの安定感は言わずもがな。これまで以上にメロディアスでありながら、決して軟派にならない構成力と緊迫感はさすが。
(新垣信哉)