| アーティスト名 | MASTODON マストドン |
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| アルバム名 | EMPEROR OF SAND エンペラー・オブ・サンド |
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米アトランタのカオスでサイケな４人組による第７作。プロデューサーに『CRACK THE SKYE』（’09年）以来となるＢ・オブライエンを迎えているので、幾らか揺り戻しがあるかと思いきや全くそんなことなく、『THE HUNTER』（’11年）で開眼した混沌の中のキャッチーな路線が引き継がれ、もはやスラッジ云々も濁声ヴォーカルもほぼ見当たらない。ただ、これまでになく弾き込まれたギター・ソロは粘っこさを増し、メロウな曲想（何曲かＤ・Ｍ・リジーみたい？）の向こうには、それでも野蛮な歪みや不穏な重低音が渦巻いている。後半に濃くなるプログレ魂は、スコット・ケリー（g／ニューロシス）客演の最終曲で爆発！
【文】奥村裕司
