HALO/アモルフィス:ゲスト・パーカッションの巧みな導入でマンネリに陥らせない第14作

HALO/アモルフィス:ゲスト・パーカッションの巧みな導入でマンネリに陥らせない第14作
アーティスト名AMORPHIS
アモルフィス
アルバム名 HALO
ヘイロー

CD | ワードレコーズ | 2022年2月11日発売

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一昨年デビュー30周年を迎えたフィンランドのヘヴィ・メタル・バンド:アモルフィスの第14作。事前に各メンバーから「よりプログレッシヴ」とのコメントが相次ぐも、『ECLIPSE』(’06年)以来の路線は守られ、急激な変化や突飛な実験は見られず。ただ、シタールにカンテレ、オーケストレーションや女声などの導入、ティンパニやグロッケン含む多彩なゲスト・パーカッションがアクセントとなり、決してマンネリに陥らないのは本当に凄い。グロウル満載なのにジェントルな印象が増し、エサ・ホロパイネン(g)のリードもより情感豊かに響くのは、バンドとして円熟の域に入ったからか? 日本盤はボーナス1曲追加。

【文】奥村裕司