MAP OF THE PAST/IT BITES

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英国のポップでプログレッシヴな4人組の再編第2弾スタジオ作にして通算5枚目。初のトータル・コンセプト作で、古い家族写真にインスパイアされたジョン・ミッチェル(g, vo)により、19〜20世紀を過ごした架空の家族の物語が描かれる。更にシブ味を増したサウンドは、テーマもあってか、’80年代的なキャッチーさがやや減退。だが、どこを切っても英国的な空気が漂うのは流石と言う他なく、ノスタルジックな仕掛けが幾つも用意され、適材適所な器用さが堪能できるミッチェルのギター・プレイ、ヴィンテージなシンセ・ワークも随所で活かされ、当然ながらプログレ・ファン感涙の劇的展開も用意されている。
(奥村裕司)