BRING BACK THE DINOS/RAFVEN

BRING BACK THE DINOS/RAFVEN

今年の“フジ・ロック”に再登板する、ヴァイオリン、トロンボーン、サックス、アコーディオン、タンブラなどの専任奏者を擁するスウェーデンの8人組ジプシー・パンク・バンドの5作目。東欧の民族音楽を背景にする音楽性からパンクは見えてこないし、そもそも彼らはインスト・バンドだが、そのことは忘れてしまって思わず踊りたくなるような愉快なジプシー音楽を奏でる。演奏は管楽器とリズム楽器が主役で、ギターにはスペイン産ジプシーにおけるフラメンコ・ギターのような大役は与えられていないが、一部楽曲ではパンクなプレイも! 時折流れ出す、祭りの後の寂しさのような哀愁のメロディーが良いスパイスだ。
(菅原健太)