RISE／THE UNITY – ガンマ・レイのファンならドキッ！ 本邦デビュー作の2nd

現ガンマ・レイのマイケル・エーレ（dr）が中心となって’09年に結成されたラヴ・マイト・キルが活動休止に陥ったことで、メンバーの１人をガンマ・レイのヘニュ・リヒター（g）と入れ替える形で誕生した新バンドによる2ndにして本邦デビュー作。ラヴ・マイト・キルの音楽性を継承したミドル・テンポかつメロディー重視という王道ハード・ロックの流れを汲む楽曲が多く、特にイタリア人シンガー：ジャンバッティスタ・マネンティの力強く情感豊かな歌唱が一際その存在感を放っている。ギターに関しては、起承転結の流れが見事な「Road To Nowhere」のソロが特に秀逸。ガンマ・レイのファンならきっと「All That Is Real」でドキッとするはず。

【文】Masa Eto