| アーティスト名 | TROUBLE トラブル |
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| アルバム名 | THE DISTORTION FIELD ザ・ディストーション・フィールド |
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ドゥーム・メタル教本とも言うべき米シカゴ産老舗の６年ぶり、看板シンガーだったエリック・ワグナー離脱後初となる８作目。新フロントマンにフラッドゲイトなどストーナー道ど真ん中を歩いてきたカイル・トーマスを迎えた新編成だが、過去にも一時在籍した彼とバンドの相性はことのほか良好だ。その野太い荒れ声につられるように、結成以来30年以上不動のツイン・ギター・チームが分厚いアンサンブルや白熱の掛け合いを次々繰り出していく。地を這うごときヘヴィ・リフと切れのいいグルーヴの両方を適宜投入しつつ、叙情も全開。長い歴史とならではの煽情ドラマ感を凝縮したテンション高い再出発作である。
（平野和祥）
