RANDAM COSMIC VIOLENCE/USNEA

RANDAM COSMIC VIOLENCE/USNEA

米オレゴン州ポートランドのスラッジコア4人組による日本デビュー作(通算2作目)。超スロウでヘヴィなリフの反復を軸にする10分以上の大曲が計4曲収録され、スラッジものの核心部が抽出されたとでもいうべきギターは、重低音リフの裏にトリルやフィードバック・ノイズなどを重ねることで陰惨な音像を作り上げるという極めて簡素なスタイルである。が、楽曲の作りはシンプル一辺倒ではない。とりわけ、陰鬱なアコースティック〜激重スラッジの自然な流れから、伏線なしでグラインドコアへと転調する「Random Cosmic Violence」の突発的な曲の暴走は、スラッジ“メタル”派の私の耳には斬新に響いた。
(菅原健太)