Lament/Veiled in Scarlet

Lament/Veiled in Scarlet
アーティスト名Veiled in Scarlet
ヴェールド・イン・スカーレット
アルバム名 Lament
ラメント

CD | Walkure Records | 2016年12月21日発売

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元サーペントのKeija(dr, key)率いるメロディック・デス・メタル・バンドの5曲入りミニ・アルバム。’16年4月の2ndアルバム『REBORN』のリリース後、ヴォーカルとギターが脱退したが、ゲスト・ヴォーカルを迎えて「まだ死んじゃいない」というところを見せてきた。北欧メロディック・デスを手本としながらも、さらに数歩踏み込んだ緻密で劇的な楽曲展開に翳りはなく、大盤振る舞いされたオーケストレーションを牽引するのは確かにドラムだが、鋭く斬り込んでは甘い旋律で溶かすようなギター・ソロが大いに彩を添えると共に存在感を強く主張している。哀愁と慟哭を紡ぐ抒情の洪水に耳をまかせろ。

【文】小澤明久