Spark AI×スティーヴ・ルカサー ’70年代AOR彷彿のメロウなトーンを再現!

Spark AI×スティーヴ・ルカサー ’70年代AOR彷彿のメロウなトーンを再現!

鍵盤奏者、ましてやジャズ理論にも精通したミュージシャンが作曲した楽曲ともなると、そこにはロック系ではあまり見かけないコードが頻繁に登場したりする。ギタリストが知っておきたいコード理論にフォーカスしたヤング・ギター2026年9月号では、その一例として初期TOTOのジャジー・ナンバーをギター・スコアにセレクト。過激なディストーション・サウンドの対極にあるアダルティなメロウ・トーンとSpark AIの相性はいかに!?

バッキング:太く甘いクリーン

プリセット名は「YG_TOTO_Georgy Porgy_Backing」。

Spark AIに入力したプロンプト

・70年代のスティーヴ・ルカサーのクリーン・サウンド
・フェンダー系アンプに変更
・“Dyna Comp”系コンプレッサーに変更

「Georgy Porgy」バッキング

YG_TOTO_Georgy Porgy_Backing プリセット内容(接続順。詳細設定はアプリでご確認下さい)

GATE:オフ
COMP/WAH:RED COMP
DRIVE:オフ
AMP:Black Duo
MOD/EQ:Digital Chorus
DELAY:オフ
REVERB:ROOM STUDIO A

「Green-Tinted Sixties Mind」のサウンド・メイク時、「Spark AIへの入力は“ギタリスト名と時期”が効果的」と学んだので、それに倣ってまずは「70年代のスティーヴ・ルカサーのクリーン・サウンド」と入力。これだけでAIはかなりイイ感じのクリーンを提示してくれたのだが、アンプは“JC-120”タイプのものがセレクトされ、サウンドも若干固めに感じられたので、ルカサー本人の当時の使用機材に倣って「フェンダー系アンプに変更」と指示。すると、ウォームで若干の歪み成分が加わった絶品のクリーン・サウンドが得られた。レスポールならこれで終了…と行きたいところだが、ハムバッカー搭載STタイプの場合は多少綺麗すぎるきらいもあったので、さらにコンプレッサーを(ルカサーも愛用していた)“Dyna Comp”系のものに変更。すると、太く独特の癖も加わり、より有機的なルカサー風クリーン・サウンドに仕上がった。

ToneCloudでダウンロードしよう!

「YG_TOTO_Georgy Porgy_Backing」の名前で検索すると、同じプリセットをダウンロードすることができます。

ソロ:止め処なきサステインによる幽玄トーン

プリセット名は「YG_TOTO_Georgy Porgy_Lead」。

Spark AIに入力したプロンプト

・アンプのゲインと音量をフルに
・ロング・ディレイを薄く掛ける

「Georgy Porgy」リード

YG_TOTO_Georgy Porgy_Lead プリセット内容(接続順。詳細設定はアプリでご確認下さい)

GATE:オフ
COMP/WAH:RED COMP
DRIVE:オフ
AMP:Black Duo
MOD/EQ:Digital Chorus
DELAY:DIGITAL DELAY
REVERB:ROOM STUDIO A

続いてはリード・サウンドを生成。バッキングに倣って「’70年代のスティーヴ・ルカサーのリード・サウンド」と入力したのだが、そう上手くは行かなかった。当曲で聴けるようなメロウなリード・トーンではなく、「Hold The Line」や「Girl Goodbye」のソロ風のハードなドライヴ・サウンドが提示されてしまったのだ。

そこで一旦振り出しに戻り、バッキングのサウンドを基本にリード・サウンドを作ることに。まずは「アンプのゲインと音量をフルに」と指示すると、早くも原曲に肉迫するサウンドが得られた。原曲では複数のギターが重ねられているためより広がりのあるサウンドに聴こえるが、1本1本は概ねAIで生成したサウンドに近いはずだ。そして、最後に装飾的なディレイを付加。これでより奥行き感のあるリード用サウンドが完成した。

ToneCloudでダウンロードしよう!

「YG_TOTO_Georgy Porgy_Lead」の名前で検索すると、同じプリセットをダウンロードすることができます。