WEAPONS/LOSTPROPHETS

今や各国ビッグ・フェスの常連だが、いい意味で貫禄のないところが彼らの魅力であり、とっつきやすい部分である。通算5作目となる新作でも風通しの良さと疾走感をキープ。メジャー・コード多用の曲からエモーショナルなミドル・ソング、 […]

DEMONOCRACY/JOB FOR A COWBOY

“デスコア”というジャンルを確立し、既に2度の来日公演を経験する彼らの3rd。より“デス・メタル”な作風へと変化した前作は、複雑&テクニカルでありながらもほぼリフ中心で構成されていたため些か単調な印象を受けたが、今作では […]

BEST OF KOKUA FESTIVAL/JACK JOHNSON & FRIENDS

全米1位アーティストとは思えない親しみやすさを持つ現代版サーフ・ミュージック界の首領、ジャック・ジョンソン。環境意識の高いフェスとして彼が’04年から主催してきた“Kokua Festival”のベスト・パッ […]

STRANGERS/HILLS HAVE EYES

ポルトガル出身のスクリーモ/メタルコア・バンドによる2ndフルにして日本デビュー盤。めいっぱいのハイピッチ・スクリームとグロウル、クリーン・ヴォイスで構築される歌唱を、疾走あり、青臭メロディーあり、ブレイクダウンありの構 […]

DE VERMIS MYSTERIIS/ハイ・オン・ファイア

マット・パイク(vo, g)率いるヘヴィ・ロック・トリオの6作目。曲数の割合で言えば、モーターヘッドとヴェノムが底流を流れるスラッシュ・メタルのプロトタイプ風の曲が看板で、これまでを踏襲する新譜とも言えるが、「Madne […]

ADDRESS THE NATION/H.E.A.T

スウェーデン産正統派メロディアス・ハード・ロッカーの3rd。前作リリース後間もなく勃発したシンガー交替劇を経ての待望の新作は、その危機をものともしない見事な快作となった。有名オーディション番組『IDOL』で’ […]

THE STRANGE CASE OF…/HALESTORM

姉のリジー(vo, g)と弟のアージェイ(dr)のヘイル姉弟を中心とする、米ペンシルヴェニア州の4人組による2作目。80’s風味が効いた今様の王道ハード・ロック盤で、プロデュースのモダン・ロック臭を消臭するよ […]

VITRIOL/EVENOIRE

女性シンガーを擁するイタリア産シンフォニック・メタル・バンドが、同国の名門“Scarlet Records”よりリリースしたデビュー・フル・アルバム。’08年にセルフ・リリースした1st EP『I WILL […]

BAG OF BONES/EUROPE

’04年の再結成から既に8年もの歳月が経過。重心低くレイドバックした’70年代風ダイナミクスの中に北欧の薄暮を思わせる淡い哀感を混ぜ込んでゆく、復活作となった5th以降の作品に共通するスタイルは、 […]

VARIATION/ENIGMATIC DRIVE

六角屋雄介(sax, vo)、國田大輔(g)によるフュージョン・ユニット:ENIGMATIC DRIVEの2ndアルバムは、王道フュージョンからフェイク・ジャズ、ヒップホップ風とヴァリエーション豊かなサウンドを聴かせてい […]

ROOTS 53/electro 53

元T-BOLANの五味孝氏と元ロッカベイビーズの恩賀周平によるユニットのデビュー作。五味がギター、恩賀がリズム・トラック・アレンジメントを担当した本作は、ロック、エレクトロニカ、ヒップホップなど様々なスタイルがミックスさ […]

RIOT AVENUE/CRAZY LIXX

スウェーデン産ハード・ロッカーの約2年ぶりの3rd。レコーディング着手後にリズム隊が相次いで脱退、その一方でライヴでのサポート・ギタリストがメンバーに昇格し、現在のラインナップはシンガー+ツイン・ギターの3名という変則的 […]

POSSESSION/CHRISTIAN MISTRESS

米ワシントン州オリンピア出身のヘヴィ・メタル・バンドの2nd。NWOBHMの影響を強く匂わせるアンダーグラウンドなクラシック・メタルからは、このご時世に敢えて2インチのテープでアナログ・レコーディングしたという徹底したこ […]

THE POWER WITHIN/DRAGONFORCE

ZPサート(vo)脱退の衝撃から1年余──英産音速パワー・メタラーが、前作『ULTRA BEATDOWN』(’08年)から初ライヴ作『TWILIGHT DEMENTIA』(’10年)を挟み、スタジ […]

DARKNESS AND LIGHT, STRIFE AND CONFLICT/YOUTHQUAKE

東京を拠点に活動してきた4人組による、フル・アルバムとしては7作目。これまでも非凡な作品を生み出してきたバンドだが、今回も持ち前のスラッシュ/デス・メタル路線を堅持した力強い内容に仕上がっている。鋭く切り刻まれるリフと突 […]

ODALHEIM/UNLEASHED

スウェディッシュ・デス・メタルの古参中の古参バンドによる11作目フル。記憶が確かならば、これが日本デビュー盤のはず。’10年の前作『AS YGGDRASIL TREMBLES』の続編だそうで、前作よりもスピー […]

NEW AUDIO MACHINE/TRIXTER

アメリカでゴールド・ディスクを獲得したセルフ・タイトルのデビュー作を始め、’90年代に3枚のアルバムを残した、ニュージャージー出身の4人組。本作は復活第1弾。オリジナル・メンバーと言って差し支えない全盛期のラ […]

TIME/STEVE HOWE

’71年に(間もなく来日公演を行なう)イエスに参加して以来、独自のプレイ・スタイルを貫いているスティーヴ・ハウ。エレクトリック・ギターではエキセントリックで奔放な一面を見せるが、アコースティックを手にすると一 […]

DEAD SET ON LIVING/CANCER BATS

これまでに2度来日している、カナダはトロント出身の4人組による4作目フル。いかにも頭の悪そうなやさぐれたパンキッシュ・メタルの暴力性は変わらないが、2nd『HAIL DESTROYER』(’08年)に立ち返り […]