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Jens Ludwig イェンス・ルドヴィグ / EDGUY

YG本誌記事に入らなかった部分をwebで公開! ニュー・アルバム『AGE OF THE JOKER』をリリースしたエドガイ。このアルバムにおける“ロックなフィーリングの源”を、リード・ギタリストのイェンス・ルドヴィグが語る!

インタビュー●斎藤新吉 写真●小嶋秀雄

一緒にプレイする術はちゃんと分かっている。だから、それをアルバムのレコーディングにも応用出来ると思ったんだ

YG:今回もトビアス(サメット/vo)が殆ど曲を書いたそうですが、彼はバンドに聴かせるためにデモを用意しているんですか?
イェンス・ルドヴィグ(以下JL):
たまにデモを作ることはあるけど、基本的にはない。みんなにそれを聴かせるのが恥ずかしいらしくてさ。彼がキーボードでコードを弾きながら、歌って聴かせることの方が多いんだよ。「コーラスのアイデアがあるんだ」とか、パートごとに順序立ててね。

YG:トビアスがアヴァンタジア用に取っておいたアイデアを使ったりはしたのですか?
JL:
いや。彼はそういうことには厳しいんだ。エドガイ用の曲作りが始まるのは、アヴァンタジア用の曲作りが終わってからだよ。だから、2つが競い合うことはないんだ。

YG:今回はダーク(ザウアー)と2人で、アルバムのリズム・パートを録ったそうですね。最近のメタル・バンドはタイトに仕上げるために、1人のギタリストが1曲のリズム・パートを総て弾くことが多いです。でも、今回のあなた達はそれとは逆の、オールドスクールなレコーディング方法を採ったわけですよね? このアルバムがクラシック・ロックっぽくなった理由の1つに、リズム・ギターを2人で同時に弾いたことが挙げられるのではないでしょうか。
JL:
そうだね、君は全くもって正しいよ。これまでのアルバムでは、俺かダークのどちらかが両方のリズム・ギターを1人で弾いていた。君が言うように、タイトにするためにだ。でも、今回はもっとバンドらしくやりたかったんだよ。ライヴのように、その場でメンバーがちゃんと楽器を演奏していることが分かるようにね。コンピュータもサンプリングもなくて、Pro Toolsでミスを修正することが出来なかった時代のバンドは、曲をちゃんと弾けないといけなかった。でも今時は、誰だってアルバムがレコーディング出来る。どんなに楽器の腕が立ったって、きっちりと修正出来るんだ。でも、俺達は生のフィーリングを出したかったんだよ。このバンドを始めてもう20年近く経つんで、一緒にプレイする術はちゃんと分かっている。だから、それをアルバムのレコーディングにも応用出来ると思ったんだ。