ACCEPT / BLIND RAGE

ACCEPT / BLIND RAGE

アクセプト再々結成後の3作目となる本作でも、’90年代作品のように本来の音楽性から離れることはなく、小細工なしの男気メタルが貫かれている。ただマーク・トーニロが初代シンガー:ウド・ダークシュナイダーに似せたようなシャウトを控えたこともあって、全体的に過激さよりも哀愁の方が強い。「Fast As A Shark」的インパクトを求める向きには刺激が弱いかもしれないが、ウルフ・ホフマンの“顔”が見えるエモーショナルなギターで満腹に。普通なら速弾きソロで済ませそうな疾走曲の中にさえスローな泣きメロを突っ込んでくる辺り、ウルフの自我が出まくりだ。アクセプトは元々叙情派なのだと再認識。
(斎藤新吉)