アーティスト名 | KIRK FLETCHER カーク・フレッチャー |
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アルバム名 | HOLD ON ホールド・オン |
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マイケル・ランドウといった鬼才達から一目置かれている黒人ブルース・ギタリストが、約8年ぶりに制作したスタジオ・ソロ作。ソウルやR&Bなどトラディショナルなブラック・ミュージックの要素を取り入れた本作では、随所で脂の乗った濃厚リード・ギターに耳を奪われる。いずれも感情をストレートに吐き出す人間臭さ全開のプレイで、「The Answer」の終盤における長尺の熱演、「Time’s Ticking」のサイケな風味もある攻撃的なソロが出色。そんなギターだけでも十分だが、ここにスティーヴィー・レイ・ヴォーンを思わせるような歌声が絡まってくるのだから、もう堪らない。西海岸シーン随一の実力者の魅力が存分に発揮された秀作。