SHINE A LIGHT ON ME BROTHER/ロバート・ジョン&ザ・レック:アメリカンの空気も感じさせるルーツ・ロック

SHINE A LIGHT ON ME BROTHER/ロバート・ジョン&ザ・レック:アメリカンの空気も感じさせるルーツ・ロック
アーティスト名ROBERT JON & THE WRECK
ロバート・ジョン&ザ・レック
アルバム名 SHINE A LIGHT ON ME BROTHER
シャイン・ア・ライト・オン・ミー・ブラザー

CD | BSMF RECORDS | 2021年9月29日発売

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エアロスミスやエース・フレーリーのプロデューサー:ウォーレン・ハートとのコラボ経験もあるロバート・ジョン・バリソン(vo, g)率いる5人組ルーツ・ロック・バンドの国内2nd。ジャケから想像できる通りサザン・ロックな内容だが、メンバーが西部カリフォルニア出身のせいか泥臭さの適度な薄まり方が絶妙。メインストリームも狙える王道アメリカン・ロックの空気すら持ち合わせている。情感溢れるロバートの声に女性コーラスが絡む場面はブラック・クロウズやハンブル・パイ&ブラックベリーズを彷彿。ギターは時折、豪放なスライドや高速カントリー・リックを聴かせるが、あえて弾きすぎない。大人の仕事だ。

【文】尾谷幸憲