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JUDAS PRIEST/FIREPOWER

ファイアーパワー/ジューダス・プリースト

JUDAS PRIEST - FIREPOWER
アーティスト名 JUDAS PRIEST
ジューダス・プリースト
アルバム名 FIREPOWER
ファイアーパワー


CD | ソニー・ミュージック ジャパン インターナショナル | 2018年3月7日発売

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我らがメタル・ゴッドによる第18作。まず驚くのは、トム・アロム(’88『RAM IT DOWN』以来30年振り!)、アンディ・スニープ(初起用!)、マイク・エクセター(前作から引き続き)という異例のプロデューサー/エンジニア3人体制だ。ただ、その意図は実際に本作を聴けば見えてくる。往年のサウンドを知り尽くしたトムを、メタルの最前線事情に精通するアンディ&近作を手掛けてきたマイクと組ませる作戦は見事に成功! 全体としては、『SCREAMING FOR VENGEANCE』(’82年)&『DEFENDERS OF THE FAITH』(’84年)の現代版といった、重厚かつ威厳に満ちた作風ながら、その他のアルバムのエッセンスも絶妙に散りばめられており、言うなればバンドの歴史を集大成するような仕上がりとなっている。

あくまでオーソドックスに、メロディアスに、エモーショナルに王道を貫きつつ、様々にアイデアを凝らすグレン・ティプトン&リッチー・フォークナーのリード・ワークも、当然ながら聴きどころ満載。特に、ロックンロール色の濃い「Flame Thrower」でのグレンのスライド・ソロには思わず唸らされるハズだ。先ごろ公表されたグレンのパーキンソン病罹患は本当にショッキングだったが、彼にはこの先も末永くプレイし続けてもらいたいもの。そして、アンディを助っ人に迎えたツアーも楽しみに待ちたい…!
(奥村裕司)