ピッキング時、右手の使わない指はどうすべき?(動画あり)

ピッキング時、右手の使わない指はどうすべき?(動画あり)

ピッキング時、右手の使わない指はどうすべき?

単音で弾く時の右手の話です。自分は右手をブリッジに置いて、ピックを持ってる以外の指は少し開いて弾くのですが、そうするとピックを持っていない指(中指)が弦に当たって余計な音が鳴ってしまいます。

指をもう少し伸ばして弾いても良いんですが、そうすると脱力が出来なくなってしまいます。

何か良い方法があればアドヴァイスを頂ければ嬉しいです。宜しくお願いします。

(ヨッシー/40代/男性)

自分にとって一番やりやすいフォームを探すことが重要です

右手のフォームについて、これが正解!というものはありません。ですが、右手中指が余計なノイズに繋がってしまっているなら、少なからずフォームの改善をしなければなりませんね。

そこでまず色々なフォームを試してみる必要があります。幾つか代表的なものを紹介しましょう。ページ下の動画では右手の動作をクローズ・アップで観られるので、参考にしてみて下さい。

ピックを親指と人差指で挟み、残った中指、薬指、小指をどうするか。大きく分けて、空中に浮かせるスタイルと、ボディーにつけながらピッキングするスタイルの2通りがあります。まずはこれを基準に置き、あとはそれらの指を握るか、ピンと伸ばすか…などに分かれていきます。ボディーに指を置いて固定する際は、3本すべてを固定する人もいれば、小指だけ置いてピッキングする人もいます。

次に見直してみてほしいのが、手首の角度や腕の位置などです。
手首の角度を変えると劇的にピッキングがしやすくなるケースもあります。色んなギタリストのピッキング・フォームを見て、真似をしてみて下さい。

自分にとって一番やりやすいフォームを探すことは重要です。例えばマーティ・フリードマンの独特なピッキング・フォームは決してセオリーではないのかもしれませんが、それが最も自分に合うスタイルなのであれば、それが正解なのだと思います。厳密に言えば完全に脱力しながら弾くのは難しいですし、あえて力を入れて弾くタイプのギタリストも多数います。

また、ピッキング・フォームを改善しても、最初は違和感の連続なのでしっくりこない日々が続くかもしれません。ですが、最終的に重要なのは自分がいい演奏が出来ることです。

1:余計なノイズが出ないこと
2:力の入らないフォームであること

…この順番を崩さず、自分にとって良いフォームはどれか考えてみてください。
いい演奏が出来るフォームに慣れる! そして練習あるのみ!! に尽きます。

効果的な練習方法ですが、鏡を使って自分のフォームを確認したり、自分が弾いている動画を撮って他のギタリストと見比べたりしてみながら練習するのがおすすめです。

ちなみに左手でミュートがしっかり出来ていれば、右手は関係ないかも!?…なんてこともあります(笑)。色々探ってみて下さい。

この質問に回答してくれたのは…

福原善勝
福原善勝

ESPミュージックスクール