ウリ・ジョン・ロート等と共演経験を持つルカ・ポーマが様式美HRバンド:ムーン・レヴェリーを始動!

ウリ・ジョン・ロート等と共演経験を持つルカ・ポーマが様式美HRバンド:ムーン・レヴェリーを始動!

アルバム使用機材を含むルカのギター・コレクション+αを紹介!

ここでは、ルカがムーン・レヴェリーのアルバムで使用した機材を中心に、色々と紹介していこう。エレクトリックはすべてフェンダーのストラトキャスターで、年代は異なるがピックアップを交換するなどしてより自分のスタイルに合わせている。中には、ウリがライヴで使用した機材もあることに注目だ。

Fender: Stratocaster “Voodoo Stratocaster”

ルカ・ポーマ Fender: Stratocaster Voodoo Stratocaster

『MOON REVERIE』で使用された、ルカの現在のメインとなるストラトキャスター。1998年製のジミ・ヘンドリックス・モデルで、リヴァース・ヘッドストックが特徴だ。ピックアップはディマジオ“HS-3”が搭載され、ミドルは逆向きにマウントされている。ネックと指板はラッカー・フィニッシュを剥がし、彼の所有する1975年製ストラトのネックと同じになるようにリシェイプしてあるそうだ。このモデルは、「2014年に2〜3公演でグラハム・オリヴァーが使用した」(以下、太字はルカの発言)とのこと。

Fender: Stratocaster “Custom with ’77 Neck”

ルカ・ポーマ Fender: Stratocaster Custom with '77 Neck

こちらもアルバムで使用されたものだが、ルカが自分で組み上げており、「自分に必要なスペックがすべて詰まっている」とのこと。ネックは1977年製のオリジナルで、ピックアップはディマジオ。ネックとブリッジに“HS-4”を搭載してあり、ミドルは(フェンダー)1978年製だ。ハードウェアはヴィンテージもので、イングヴェイ・マルムスティーンのシグネチュア・ストラトキャスターのボディーを使用。「2018年に行なわれたとある公演では、ウリが1セット通して使ったこともある」。

Fender: Stratocaster “1975”

ルカ・ポーマ Fender: Stratocaster 1975

やはりアルバムで使用された、1975年製ストラト。「5ウェイ・ピックアップ・セレクターの部分以外はすべてオリジナルだ」。

Fender: Stratocaster “1979”

ルカ・ポーマ Fender: Stratocaster 1979

1979年製のオリジナル・ストラトで、唯一の変更はピックアップ。ディマジオ“HS-3”をネックとブリッジに、ミドルにはフェンダーの1977年製を搭載している。

Fender: Stratocaster “1980”

ルカ・ポーマ Fender: Stratocaster 1980

1980年製のストラト。ピックアップはディマジオ“Virtual Vintage”をネックとブリッジに搭載、ミドルは1977年製で、それ以外のスペックはオリジナル。

Fender: American Vintage Stratocaster “1996” (’62 Reissue)

1996年製のこちらは1962年型ストラトのリイシュー・モデル。ディマジオ“HS-3”がネックとブリッジに、フェンダーの1962年型リイシューがミドルに載っている以外はオリジナル・スペックだ。

Fender: Stratocaster “’68 Reissue”

1968年型リイシューのこちらは、ルカが初めて手にしたストラトキャスター。「長年、重要なショウやツアーでプレイしてきた、素晴らしいモデルだ。非常に作りがよく、ヘンドリックスのような素敵なヴァイブがある」と、とりわけ思い入れの深い1本のようだ。例によってピックアップ以外はすべてオリジナルで、ディマジオ“Virtual Vintage”をブリッジ、同“HS-3”をネックに搭載。ミドルはフェンダー1968年のリイシュー版だ。

Sakura: Classical Guitar

アルバムで使用されたクラシック・ギター。初めて手に入れたギターとのこと。

Cort: Nylectric

こちらのコルト製ナイロン弦エレアコ“Nylectric”は、アルバムで使われたかどうかは不明。

Marshall: JCM800 2204 50W Head & Cabinets (1960A, 1960BX)

アンプ1

アンプ2

ルカのアンプはマーシャルの50Wヘッド“JCM 800”で、1986年製。前面に入ったウリのサインが目を惹く。「このヘッドは、ウリと一緒にツアーをやった際、彼が長期に渡って使っていた。通常彼は“JCM800”を好まないけれど、このモデルに限っては過去に試してきたどのモデルより遥かに良かったと言っていた。トランスの交換と、真空管をプリ、パワー共にJJ Tesla製に交換した以外はすべてストック仕様だ」。キャビネットは、上段がマーシャル“1960A”でセレッションの75Wスピーカー“G12T-75”を搭載。下段の同“1960BX”はセレッションの25W“G12M”を搭載している。

Pedals

ペダルボード

右からジム・ダンロップ“Cry Baby”、カスタム・メイドのオーヴァードライヴ、ジム・ダンロップ“Uni-Vibe”、BOSS“NS-2 Noise Supressor”。「ペダルボードは最小限」と言う通り、至ってシンプルに構成されている。電源はすべてペダルトレイン“Powertrain 1250”から供給。