アルバム使用機材を含むルカのギター・コレクション+αを紹介!
ここでは、ルカがムーン・レヴェリーのアルバムで使用した機材を中心に、色々と紹介していこう。エレクトリックはすべてフェンダーのストラトキャスターで、年代は異なるがピックアップを交換するなどしてより自分のスタイルに合わせている。中には、ウリがライヴで使用した機材もあることに注目だ。
Fender: Stratocaster “Voodoo Stratocaster”
『MOON REVERIE』で使用された、ルカの現在のメインとなるストラトキャスター。1998年製のジミ・ヘンドリックス・モデルで、リヴァース・ヘッドストックが特徴だ。ピックアップはディマジオ“HS-3”が搭載され、ミドルは逆向きにマウントされている。ネックと指板はラッカー・フィニッシュを剥がし、彼の所有する1975年製ストラトのネックと同じになるようにリシェイプしてあるそうだ。このモデルは、「2014年に2〜3公演でグラハム・オリヴァーが使用した」(以下、太字はルカの発言)とのこと。
Fender: Stratocaster “1980”
1980年製のストラト。ピックアップはディマジオ“Virtual Vintage”をネックとブリッジに搭載、ミドルは1977年製で、それ以外のスペックはオリジナル。
Fender: Stratocaster “’68 Reissue”
1968年型リイシューのこちらは、ルカが初めて手にしたストラトキャスター。「長年、重要なショウやツアーでプレイしてきた、素晴らしいモデルだ。非常に作りがよく、ヘンドリックスのような素敵なヴァイブがある」と、とりわけ思い入れの深い1本のようだ。例によってピックアップ以外はすべてオリジナルで、ディマジオ“Virtual Vintage”をブリッジ、同“HS-3”をネックに搭載。ミドルはフェンダー1968年のリイシュー版だ。
ルカのアンプはマーシャルの50Wヘッド“JCM 800”で、1986年製。前面に入ったウリのサインが目を惹く。「このヘッドは、ウリと一緒にツアーをやった際、彼が長期に渡って使っていた。通常彼は“JCM800”を好まないけれど、このモデルに限っては過去に試してきたどのモデルより遥かに良かったと言っていた。トランスの交換と、真空管をプリ、パワー共にJJ Tesla製に交換した以外はすべてストック仕様だ」。キャビネットは、上段がマーシャル“1960A”でセレッションの75Wスピーカー“G12T-75”を搭載。下段の同“1960BX”はセレッションの25W“G12M”を搭載している。