アーティスト名 | PRAYING MANTIS プレイング・マンティス |
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アルバム名 | LEGACY レガシー |
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根強い人気を誇るNWOBHM残党5人組が、新たにオランダ出身のシンガーとドラマーを迎えて放つ、オリジナル・スタジオ・フルレンス作としては通算9枚目。まず驚いたのは、AOR寄りの楽曲が効果的にマイナー臭さを消していること。また、これまでにない太い声質のヴォーカルが、朗々と歌い上げる(時にトニー・マーティン風!)のもかなり新鮮だ。ただ当然、全編でギターは泣きまくっており、なぜかシンセ・ソロをフィーチュアした曲があったり、「Tokyo」という曲に中華風メロディーが使われていたりもするものの、オールド・ファンが涙する“マンティス節”──キャッチーさや哀愁のツイン・リードも健在だ。
(奥村裕司)