NOMAD/MIKE TRAMP

元ホワイト・ライオンのデンマーク人シンガーによるソロ通算9作目。アコースティックな編成を軸にハモンド・オルガンの音色を加え、しっとりした曲調で聴かせるソフト路線はここ数作と変わらず。50公演を消化したアメリカ・ソロ・ツア […]

BETWEEN LIFE AND DEATH/CONCERTO MOON

リズム隊の交替を経て2年ぶりにリリースされた11作目。久世敦史(vo)加入以降の2作品で提示したヘヴィネスは継承しつつ、3rd作『RAIN FOREST』(’99年)を彷彿とさせるような正統派HR/HMへの回 […]

RATTLE THAT LOCK/DAVID GILMOUR

昨年、ピンク・フロイドのニュー・アルバムにしてラスト・アルバム『THE ENDLESS RIVER(邦題:永遠/TOWA)』が突如リリースされて世界のロック・シーンが沸いたが、自らそのフロイドの幻影を振り払うかのように、 […]

BORN TO PLAY GUITAR/BUDDY GUY

B.B.キング亡き後、最後のリヴィング・ブルース・レジェンドとも言えるバディ・ガイ。この新作にも、圧倒的なプレイと個性的なスクリーミング・ヴォーカル、そして本物しか持ち得ないブルース・フィーリングが満ち溢れている。ヴァン […]

I WORSHIP CHAOS/CHILDREN OF BODOM

2年ぶり9作目、およそ10年間バンドに同行したリズム・ギターのローペ・ラトヴァラ脱退以降初となる作品の登場だ。4人編成でのアルバム制作も初めてのことで何らかの変化を予感させなくもなかったが、フタを開ければ冒頭から早速登場 […]

FIVE SENSES/DAIDA LAIDA

それぞれメイク・アップ、プレゼンス、アニメタル、セックス・マシンガンズなどのキャリアで知られるNoB(vo)、白田一秀(g)、MASAKI(b)、JOE(dr)によるバンドの3作目。どんな楽曲でも突き抜けてくる歌唱の存在 […]

STRAIGHT SHOOTER/SPEEDTRAP

フィンランド出身のスピード・メタル・バンドによる充実の2nd。’13年のデビュー・アルバム『POWERDOSE』以降、メンバー・チェンジもあったが、これが功を奏した。ツイン・ギター体制になったことによりリフや […]

ETERNAL/STRATOVARIUS

フィンランドが誇るメロディック・メタルの雄による新作。’89年のデビュー以来本作で通算15作目を数える大ベテランにして、ここまでフレッシュな躍動感を全編に封じ込めてくるとは、まさに奇跡としか言いようがない。眩 […]

HONK MACHINE/IMPERIAL STATE ELECTRIC

ニッケ・アンダーソン(vo, g)率いるスウェディッシュ・ロックンロール・バンドの約2年ぶりの4作目。哀愁の歌心とギター・メロディーがたっぷりと乗ったラモーンズというか、ヘラコプターズとどう違うんだという音楽性は相変わら […]

SUICIDE SOCIETY/ANNIHILATOR

ジェフ・ウォーターズ(vo, g, b)率いるカナディアン・メタラーの通算15作目。今回はジェフとマイク・ハーショウ(dr)の2人で制作されたということもあり、様々なスタイルを思うままに詰め込んだジェフのソロ作的な側面も […]

BURNING BRIDGES/BON JOVI

突如としてリリースが明らかになった13枚目のアルバム。今回の音源に関する取材は基本的に受けない立場を取っているため、制作の舞台裏などは推測の域を出ないが、先行配信され、PVも制作された「Saturday Night Ga […]

ENDLESS NIGHTMARE/THOUSAND EYES

国産5人組メロディック・デス・メタル・バンドの2nd。スウェディッシュ・デスを基盤としながら、日本人独特の琴線どストライクの泣き&慟哭クサメロを注ぎ込んだスタイルで華麗に登場したデビュー作から2年半、今作はそれに輪をかけ […]

HOLLYWOOD VAMPIRES/HOLLYWOOD VAMPIRES

’70年代にカリフォルニアのサンセット・ストリップで、夜な夜な酒を酌み交わしていたミュージシャン集団、それがハリウッド・ヴァンパイアーズの母体。その中心にいたアリス・クーパー(vo)が、ギタリストとしても知ら […]

THRONE OF SCARS/NONEXIST

元アーチ・エネミーのシンガー:リーヴァ&アンドロメダやスカイファイアのギタリスト:レインホルツという“2人のヨハン”によるプロジェクト/バンドの3rd。今回もレインホルツがプロデュースから打ち込みドラム含め全パートをコナ […]

POLARIS/TESSERACT

音響エンジニアとしても活躍する英国人ギタリスト、アクル・カーニー率いるテクニカル・ヘヴィ・ロック・バンドのフル3作目。“ジェント”スタイルの激重ロックとポスト・ロック寄りの音響感覚と知的コンセプトの融合で複雑系の気概を見 […]

Sentimental Trash/Ken Yokoyama

“ミュージックステーション”への出演、8年ぶりのシングル・リリース——Ken Yokoyamaが攻めている。そして届いた新作は、アグレッシヴな内容に仕上がった。尖っているという意味ではない。むしろメロディック・パンク色は […]

ABYSMAL/THE BLACK DAHLIA MURDER

USメロディック・デス・メタルを代表するバンドの2年ぶりとなる7作目。邪悪なムードと初期を彷彿とさせる叙情的な側面を際立たせた前作の流れを汲むが、その攻撃性と捻くれ感はこれまで以上の強烈なインパクト。滅多に登場しないキー […]

SHADOW CORPS(e)/妖精帝國

アニソン界から本格的にメタル・シーンへと殴り込みを掛けるべく、妖精帝國がバンド史上最強と呼べるアルバムを発表した。紫煉の7弦ギターを使ったヘヴィでテクニカルな楽曲は、モダンでアグレッシヴなサウンドにシンフォニックなエッセ […]

ALL OUR YESTERDAYS/BLACKMORE’S NIGHT

リッチー・ブラックモア(g)&キャンディス・ナイト(vo)夫妻によるフォーク/ロック・デュオの第9作。これまで同様、往年のヒット曲のカヴァーもやりつつ、過去曲のリメイクもあって、当然トラッド・テイストも濃厚だが──少なく […]

ODYSSEY/HORIZONT

元カテドラルのリー・ドリアンが主催するレーベルから発表された、スウェーデン産5人組によるフル4作目。古典的なブリティッシュ・ハードに傾倒したクラシック・ロックをやっており、初期UFOやジューダス・プリーストの名が比較対象 […]