MASSIVE ADDICTIVE/AMARANTHE

スウェーデン出身の6人組メロディック・ハイブリッド・メタラーの3rd。特徴的な“シンガー3名体制”のうちグロウル担当が交替しているが、マイナス要素とはならず一層のステップ・アップを図っている。弾力たっぷりに撃ち抜かれるエ […]

FIGHT THE SYSTEM/JADED HEART

’13年2月に行なわれた2度目の来日公演でも堂々たるパフォーマンスを披露した、安定的に良作を生み出すドイツ拠点の5人組による12枚目のアルバム。基本的な音楽性は近作と同様で、メロディアスなハード・ロックが根幹 […]

SCIENCE & SURVIVAL/I AM GIANT

“SUMMER SONIC 2006”にも参戦したブラインドスポットの元メンバー、シェルトン・ウールライト(dr)を中心とする4人組の2作目(国内盤はタワーレコードにて数量限定販売)。前バンドは初期リンキン・パーク風だっ […]

AGLAEA(GAIA III)- LEGACY/VALENSIA

’05年以来、ずっと音沙汰がなかった蘭産マルチ・ミュージシャンのデビュー20周年作にして、何とラスト・アルバム。詳細不明ながら、今後は映像方面に進むらしい。魔法のようなポップ・センスで、これまでも隠してこなか […]

DREAMCHASER/VICTORIUS

ノイズ・レコードを創設し、ハロウィンやレイジなどのバンドを世に送り出した“ジャーマン・メタルの仕掛人”カール・ウォーターバックが発掘した、ドイツの新世代ピュア・メタラー5人組による3rd。ドラゴンフォース風に畳み掛けるオ […]

PIT STOP/DALTON

元トリートのドラマー:マッツ“ダルトン”ダールベルグが’85年に結成したスウェーデン産メロハー・バンドによる25年ぶりとなる3rdにして、オリジナル・メンバーでの奇跡の復活作。’90年代初頭にグラ […]

THE YEAR THE SUN DIED/SANCTUARY

米シアトル産パワー・メタラーの復活作。ネヴァーモアの前身としても知られるが、そのシンガー&ベーシストが逆に残党として再編に参画しているとはいえ、アルバム全編にネヴァーモアっぽいダークな浮遊感や閉塞感が漂っていて驚いた。ネ […]

UNHEIMLICH/GIANLUCA FERRO

今月号インタビューで紹介している多弦ギター巧者、イタリア出身ジャンルカ・フェロが’11年に発表した本邦初作品。本作をひと言で表現すれば“多彩”であり、それは「僕は色が好き。音楽とはこうした要素を組み合わせて活 […]

Judge the JOKER/AREA51

石野洋一郎(g)とKate Cain(vo)によるネオ・クラシカル・メタル・バンドの約4年半ぶりとなる4th。Kateのハイ・ピッチでも力強く妖艶に伸びる歌声は魅力的であり、石野の卓越したギター・テクニックと1音1音の粒 […]

GOTCHA RHYTHM RIGHT HERE!/JOHN TROPEA

E・クラプトン、P・サイモン、デオダードetc.、世界の巨匠達の歴史的名盤に無数に名を連ねるN.Y.最高峰のセッション・ギタリスト。7年ぶりの新作は、’70年代クロスオーヴァー回帰とも言えるファンク・フュージ […]

BACK TO OBLIVION/FINCH

日本に“スクリーモ”というジャンルを知らしめた鮮烈なデビュー作から早12年。その後、2度の活動停止を挟みながら、2年前のデビュー作発表10周年ツアーをきっかけとして本格的に活動を再開。低空飛行の間も日本のファンとは密接な […]

DEEP SLEEP/THE DATSUNS

ニュージーランド産4人組の6作目。近年の彼らが打ち出してきていたストーナー・ロック風ナンバーが軸で、この方向性に合わせてだろうが、B・サバス並みにギター・リフの輪郭が明瞭に、ヘヴィになっている。そうしたスローなナンバーに […]

JET DESTINY/ATSUSHI YOKOZEKI

THE BRONX、筋肉少女帯、THE SLUT BANKS、LANCE OF THRILL等々で活躍してきた、’15年にはデビューから30周年を迎えるギタリストが放つ、約3年ぶりとなる9枚目のソロ・アルバム […]

27/DIMENSION

結成から22年間進化し続けてきたバンドだけが到達できる至高の完成度。増崎孝司のギターとサックスとのユニゾンやハモりをメインに、トリオによる絡みが彼らの持ち味であるが、その融合度はまるで1つの楽器のよう。ソロの場面で分離す […]

MEGALOMANIA/KISSIN’ DYNAMITE

ドイツ産ヤング・メタラーによる4th。’08年のデビュー時にはティーンエイジャーだった5人は、今や20代へと成長。元々若さを爆発させる一方で年齢に似合わぬ円熟味も発し続けていたが、本作から漂う風格はもはやベテ […]

INTO THE MAELSTROM/BIGELF

L.A.在住プログレ・マニア:デーモン・フォックス(key, vo, g)の好き放題やりたい放題がクラシック・ロック好きを熱くさせるヴァーチャル古典ロック創作集団が、活動休止を挟んで6年ぶりに放つ4作目。フォックス同様オ […]

ECLIPTICA – REVISITED – 15TH ANNIVERSARY EDITION/SONATA ARCTICA

遡ること15年前、シーンに彗星の如く現れたソナタ・アークティカ。そのデビュー作を現行メンバーがリレコーディングした記念盤だ。1st作が当時与えたインパクトは計り知れず、同作でメタルに入ったファンも多いだろうが、現在の彼ら […]

PURE HEAVY/AUDREY HORNE

ブラック・メタルのエンスレイヴドやドゥーム・メタルのSAHGのメンバーが在籍し、初期はゴス系のオルタナ・メタルをやっていたが、’10年の3作目より’70年代中期〜後期風のハード・ロックに音楽性が変 […]

MODERN VINTAGE/SIXX:A.M.

モトリー・クルーのニッキー・シックス(b)率いるプロジェクトが、約3年半ぶりの新作(3rd)をリリース。憂いも甘さも包括したスケールの大きいメロディアスなロック・チューンは普遍的魅力があり、コーラスもたっぷりな上、ヴァラ […]