IF NOT NOW, WHEN?/INCUBUS

活動停止の期間を挟み、およそ4年半振りとなる通算7作目。ブランドン・ボイド(vo)が「今までで最も豊潤でゆったりとした作品」と語るように、成熟した空気が全編に漂う。’90年代半ば、KORNの舎弟的な扱いでデビ […]

LET THE GAMES BEGIN/HELL IN THE CLUB

イタリアの4人組によるデビュー作。シークレット・スフィアとエルヴェンキングのメンバーらが始めたプロジェクトだが、音楽的には両者がそれぞれ志向するプログレッシヴ・メタルでもフォーク・メタルでもなく、’80年代後 […]

KILL ALL CONTROL/GEORGE LYNCH

ジョージ・リンチが1stソロ『SACRED GROOVE』(’93年)以来となる、オリジナル・ナンバーで構成したソロ・アルバムを発表した。ソウルズ・オブ・ウィーのロンドン・レグランド(vo)やブレットボーイズ […]

MIRROR BALL – LIVE & MORE/DEF LEPPARD

新曲3曲を含む全25曲の代表曲を2枚組にまとめた、キャリアの集大成とも言えるバンド初のライヴ・フル・アルバムの登場だ。音源は’08年〜’09年に行なわれた“SPARKLE LOUNGE”ツアーから […]

THE BLACKENED HALO/CIRCLE OF SILENCE

ドイツ南部はバーデン・ヴュルテンベルク州を拠点とする5人組パワー・メタル・バンドの3rd。剛健なメタル・エッジの中にガッツと愁いを封じ込めた硬派で男臭いサウンドは、同国のベテラン:ブレインストームとの共通項を強く感じさせ […]

TAKASAGO ARMY/CHTHONIC

台湾出身のブラック・メタル・バンドによるニュー・アルバム。台湾の山岳民族により編成された旧日本軍の部隊:高砂義勇隊をテーマとしており、『SEEDIQ BALE』(’06年)、『MIRROR OF RETRIB […]

RITUAL/THE BLACK DAHLIA MURDER

4度の来日を数える彼らの約2年振りの5th。作を追う毎にイーヴル指数を増長させている中、今作も独特の高低差を用いた咆哮&絶叫ヴォーカルはもちろん、ブラック・メタルのそれを踏襲したかのようなリフや音階がゴリゴリの邪悪度を演 […]

LEVELER/AUGUST BURNS RED

’07年の『MESSENGERS』で現行メタルコアのトップ・アクトへと到達、前作『CONSTELLATIONS』(’09年)でその地位を不動のものとした彼らの通算4枚目となるフル作。前2作での勢い […]

JUGGERNAUT OF JUSTICE/ANVIL

大ヒットしたドキュメント映画から2年余──カナダのベテラン・メタラーによる、デビュー30周年の節目に放つ通算14作目。デイヴ・グロール所有のスタジオにて、ボブ・マーレットがプロデュース…というのも話題だが、言うまでもなく […]

SECRET PASSION/IMPERIA

元トレイル・オブ・ティアーズのヘレナ・イレーン・ミカエルセン(vo)を擁するオランダ拠点の注目の4人組が、3枚目のアルバムとなる本作で遂に日本デビューを果たした。重厚なバッキングを背景に奏でられる劇的な叙情旋律、ゴシック […]

HERALDIC DEVICE/ANTHEM

再結成から10周年を祝うタイミングでのリリースとなったスタジオ通算12作目。壮大にキャッチーな「Blind Alley」、ノリ一発で爆走する「Go!」を始めとして、明らかに今までのアンセムにはなかったタイプの曲も多いのが […]

ANGELS OF MONS/AGINCOURT

’91年に結成され、ライヴやEPリリースなど活発な活動を行ないながら、’97年に解散の途を辿った英国の正統派HMバンドが、’08年に再結成して放つ結成20年目にして初の1stフル。これ […]

C’mon/B’z

ラリー・カールトンとの『TAKE YOUR PICK』(’10年)が第53回グラミー賞(最優秀インストゥルメンタル・ポップ・アルバム)を獲得。これまでもB’z作品の合間には様々なソロ・プロジェクト […]

IN WAVES/TRIVIUM

前作『SHOGUN』(’08年)からほぼ3年──アメリカはフロリダ産の若武者メタラーによる、待望のニュー・アルバム。通算5作目にして、新ドラマー:ニック・アウグストを迎えての初作品でもある本作──まずは、これ […]

AMARANTHE/AMARANTHE

ドラゴンランド他のオロフ(g)、ドリームランドのジェイク・E(vo)を中心とする、スウェーデン出身の6人組による1stフル。クリーン・ヴォーカルのジェイク他、デス・ヴォイスのアンディ、女性ヴォーカルのエリースのトリプル・ […]

…OF WARIWULFS AND BLUOTVARWES/WIZARD

バンド結成から20年強、ドイツが誇る漢メタル・バンドの2年振りとなる9th。まさに「これがヘヴィ・メタル」と言わんばかりの、一片の迷いもないピュアでエナジー漲るサウンドは健在。過去作でも北欧神話を扱ったように、今作はドイ […]

AMERICAN TRAGEDY/HOLLYWOOD UNDEAD

今月はマスク・バンドのレビューが多いが(笑)、こちらは米国の6人組。今作は2nd作で全米初登場4位を記録。’08年の1st『SWAN SONGS』は米国で50万枚以上を売り上げており、“SUMMER SONI […]

来日:オーペス、2012年2月中旬の来日公演が決定

ミカエル・オーカーフェルト率いるスウェーデンのプログレッシヴ・メタル・バンド、オーペスの来日公演が、来年2月中旬に行なわれることが決定した。大阪、愛知、東京の3箇所で行なわれるツアーとなっているようだ。9月に発売された新 […]

ROAD SALT TWO/PAIN OF SALVATION

スウェーデン出身のプログレッシヴ・メタル・バンドによる8作目フル。前作『ROAD SALT ONE』(’10年)の続編であり、アコースティック楽器も織り交ぜたヴィンテージ・サウンドによる有機的でリアリティ溢れ […]