ペダルボードに設置しやすいコンパクトなボディーに秘められた圧倒的な高音質、あらゆるプレイ・スタイルに対応できる多種多様でユニークなエフェクト・モード、プロフェッショナルな演奏環境での使用も徹底的に考慮された機能性。BOSSが誇る最新技術の結晶とも言えるエフェクト・ペダル“200 Series”の驚異の実力を大特集!!
最新型の筐体に秘められた多彩な機能性
※価格はすべてオープン・プライス
BOSSが展開しているエフェクト・ペダル“200 Series”は、同社伝統のコンパクト・ペダル・シリーズとハイエンドの“500 Series”の中間にあたる、新筐体を採用した最新のラインナップだ。[101(横幅)×138(奥行き)×63(高さ)mm]というペダルボードに組み込みやすいサイズの筐体でありながら、搭載されたエフェクト・モードの多彩さやサウンド・クオリティは“500 Serirs”にも匹敵するものであり、このサイズでこれほどの多機能性を盛り込んでいることに驚きを禁じ得ない。ツマミ類もそれらの機能をコントロールする上で必要最小限な数にまとめられている。
歪み系の“OD-200”、グラフィック・イコライザーの“EQ-200”、ディレイの“DD-200”、モジュレーション系の“MD-200”という、現在発売されている4機種それぞれの特色は次ページからの試奏記事を見ていただくとして、簡単にシリーズ共通の特徴を挙げておこう。まずお気に入りのサウンド・セッティングを4種類のメモリーとして記憶させておくことができること。ライヴなどの演奏中にセッティングを切り替えることも容易で、例えば1曲の中で異なる歪みを使い分けたいというシチュエーションでも、“OD-200”があれば複数の歪みペダルをセットする必要はないわけだ。
また外部エクスプレッション・ペダルの接続や、MIDI機能での連携が可能。後者を使えば、“OD-200”のメモリーを切り替えると同時に“DD-200”のメモリーも変更されるといった具合に、高度なセッティングも自由自在なのである。
HER NAME IN BLOODが“200”の全貌に挑む!!
次ページからは各ペダルの詳細に迫って行くが、今回はYGなりのテスト・レポートを行なうことに加えて、HER NAME IN BLOOD(以下HNIB)のギター・チームであるTJとDAIKIの2人に試奏を依頼。プロ・ギタリストの視点を通してのインプレッションを語ってもらった。
さらに2人それぞれが4種類のペダルを試した上で、直感的に気に入ったセッティングを紹介してもらい、それらのモード/ツマミの設定を数値化して掲載している(“EQ-200”のみイコライザーのスライダーを図版化)。国産ヘヴィ・ミュージック・シーンの急先鋒として活躍する彼らが、プロフェッショナルな現場で“200 Series”を使うとしたらどんなサウンド・メイクをするのか、そんなところにも注目して読み進めていただきたい。