NEW ERA/エレジー・オブ・マッドネス

イタリアの鍵盤奏者(チェロ兼任)含む5人組ゴシック・メタラーの3rd。前2作は未聴だが、少なくとも本作ではドイツのキサンドリア辺りに近い、フィメール・ゴシックのお手本のような路線が志向され、とても無名バンドとは思えない安 […]

HAVOC IN OSLO/サーカス・マキシマス

’16年2月6日にノルウェー・オスロで開催されたショウの模様を収録した、彼らのキャリア初となるライヴ作品(DVD+2CD)。地元でのショウということで、観客とメンバーの双方が異様な熱気を発する良質な緊張感の中 […]

DEAR DESOLATION/ザイ・アート・イズ・マーダー

オーストラリアはシドニー出身の5人組デスコア・バンドによる4thアルバム。結婚を機に一時バンドを脱退していたCJ・マクマホン(vo)が、自らのドラッグの問題も解決した上で復帰している。メリハリ効きまくりの目まぐるしいリズ […]

CODEX OMEGA/セプティックフレッシュ

ギリシャ産シンフォニック・デス・メタラーの第10作。お馴染みプラハ市立フィルハーモニー管弦楽団が全面起用され、ブルータルなビートと激烈ギター、ゴスな揺らぎがシンフォニック音像と一体となり、荘厳なクワイアも配しての密儀的暗 […]

AMBER GALACTIC/ザ・ナイト・フライト・オーケストラ

ソイルワークのビョーン・ストリッド(vo)とデイヴィッド・アンダーソン(g)、アーチ・エネミー/スピリチュアル・ベガーズのシャーリー・ダンジェロ(b)らから成るバンドの3rdアルバム。セカンド・ギター兼パーカッショニスト […]

IMAGINARY CREATURES/キッキン・ヴァレンティーナ

アメリカはジョージア州アトランタで’13年に結成された4人組。本作は2枚目のアルバム。音楽的にはハードなサウンドを基盤にしたロックンロールで、前作同様に非凡なセンスを感じさせる内容。この類のスタイルを好む者ゆ […]

SHAKE THE CAGE/フレディ・ネルソン

ポール・ギルバートとのコラボレーションで知られるフレディ・ネルソンによる、初のソロ・アルバム。フレディが1人で全曲を作り、ヴォーカル、ギター、ベース、オルガン、パーカッション、プロデュースを担当したという本作は(ドラムは […]

TERRA ROSA LIVE FROM CODA/テラ・ローザ

岡垣正志(key)と赤尾和重(vo)が率いるテラ・ローザが、’16年11月に東名阪で行なった時限復活ライヴの模様を収録したアルバム。解散した今も根強い支持があるバンドだが、同ツアーは足立祐二(g)在籍時のマテ […]

THE FOREST SEASONS/ウィンターサン

フィンランドのヴァイキング・メタル王エンシフェルムの初代フロントマン:ヤリ・マーエンパーが、叙情詩を究めるべく興したメロデス・バンドの5年ぶり3作目。劇的な長尺曲主体のコンセプト作だった前作の続編を納得いく内容に練り上げ […]

RITUAL/イン・ディス・モーメント

レディー・ガガ…元を辿ればマドンナだろうが、彼女たちに通じる表現に開眼した感のあるマリア・ブリンク(vo)を活かすべく、4作目『BLOOD』(’12年)以降はシアトリカルなステージングと相性の良い、マリリン・ […]

STONEHYMN/ウィンド・ローズ

フェアリーランドのシンガーと元ラビリンス/ヴィジョン・ディヴァインのベーシストを擁する、イタリア産メロディック・パワー・メタラーの約2年ぶりとなる3rd。’12年のデビュー作はシンフォニックかつプログレッシヴ […]

KEE OF HEARTS/キー・オヴ・ハーツ

フェア・ウォーニングのトミー・ハート(vo)と元ヨーロッパのキー・マルセロ(g)によるコラボ作品。両アーティストのファンには垂涎の組み合わせではあるが、作曲のほぼすべてをプロデューサー兼キーボーディストのアレッサンドロ・ […]

BAREFOOT IN THE HEAD/クリス・ロビンソン・ブラザーフッド

元ブラック・クロウズのフロントマン率いる5人組の6作目。ブルース/フォーク/カントリー/サイケなどを包んだ結成以来のヴィンテージ・サウンドは変わらずにウッドストック時代への憧憬を湛えているが、そのアウトプットには若干の修 […]

AVÉ/ヴェノム Inc.

クロノス(vo, b)抜き“Inc.付き”ヴェノムが遂に完成させた初アルバム。ロゴからしてクロノス率いる現ヴェノムに張り合う気満々とお見受けするが、両者とも“元祖”の完全な焼き直しではなく、パワー・メタル・スタイルを広め […]

CLOAKS OF OBLIVION/イラプション

’04年にスロヴェニアで結成された、ツイン・ギターに女性ベーシストを擁する5人組による3rd作にして日本デビュー盤。クランチ・リフにドラマティックな展開、熱のこもったヴォーカルが印象的なその音楽性は、スラッシ […]

LEVIATHAN/ボルケーノ

『MELT』(’15年)、『JUGGERNAUT』(’16年)に続き、3年連続のリリースとなる6作目。スパンが短いからと言って内容に妥協はもちろんなく、屍忌蛇(g)の攻撃性と抒情性を絶妙にバランス […]

ERA/マイク・ドーズ

英国人テクニカル・アコースティック・ギタリストの2nd。ギターのボディーを叩くスラム奏法などプレイ面ではマイケル・ヘッジス・スタイルを採用しているが、オリジナルの楽曲はヘッジスよりもう少し穏やかな印象で、フィンガー・ピッ […]

PUMPKINGS/マスタープラン

R・グラポウ(g)率いる5人組の第6作は、ハロウィン時代のリメイク集に。“PUMPKINS UNITED”ツアーに呼ばれなかった彼が、そこではプレイされない楽曲を…と考えたのだろうが、かつて「ハロウィンの曲が聴きたいなら […]

Into the Marinesnow/ノー・リミテッド・スパイラル

’09年に結成された国産メロディック・デス・メタル・バンド、ノー・リミテッド・スパイラルの2作目。メロデスを基盤にしつつ、前作と同様にゴシック・メタル的なアンビエント・サウンドやインダストリアル・メタルなどに […]