VORCHAOS/ヴォルケイオス

東京を拠点に活動する、’10年に結成された5人組によるメジャー・デビュー・アルバム。音楽性の基盤になるのは、リアルタイムで体感してきたであろう様々なヘヴィ・ロックだ。とはいえ、楽曲を耳にすれば明らかなように、 […]

SILHOUETTE/ホワイト・ウィドウ

オーストラリアのメルボルンで’08年に結成された5人組による4枚目のアルバム。メロディアスなハード・ロックやAORを好むリスナーから支持されてきたバンドだが、’80年代の名盤の数々を想起させるコー […]

SMASH/スティーヴン・パーシー

ボビー・ブロッツァー(dr)抜きのメンバーで本格的な再(々…)始動が噂されているラットのヴォーカリストによる、9年ぶりとなるソロ通算4作目。さすがに衰え知らずとは言えないものの、妖艶で独特な歌い回しは健在。エリック・フェ […]

HEROES OF MIGHTY MAGIC/トワイライト・フォース

スウェーデン発、サバトンの人脈にも絡むシンフォニック・メタラーの2nd。エピック・ファンタジーな世界観はRPGキャラに成りきったメンバー写真からも伝わってくるが、音の方も“(初期)ラプソディー+ドラゴンフォース&時々ソナ […]

THE EARTH EMBRACES US ALL/テンペランス

’13年結成のイタリア産メタル・バンドによる3rd。美貌の女性シンガー:キアラ・トリカリーコを大きくフィーチュアした4ピースが奏でるそのサウンドは、モダンな手触りの硬質感に民族的エスニック感が柔和に絡みつく、 […]

RESTLESS AND LIVE/アクセプト

先月号で紹介したダークシュナイダーの『LIVE – BACK TO THE ROOTS』(’16年)に続いて、本家もライヴ作をリリース! DVD/BDと2CDで内容が異なり、前者は’1 […]

THEATER OF DIMENSIONS/キサンドリア

女性シンガー主役のシンフォニック・メタル様式ドイツ代表の7作目。一時期シンガーの座が不安定だったものの、本作は厳粛な唱法のダイアン・ファン・ヒアースベーヘン加入後2作目となり、民族音楽要素なども含む壮大重厚な幻想世界の作 […]

BLUE & LONESOME/ザ・ローリング・ストーンズ

11年ぶりのスタジオ盤は、シカゴ・ブルースに軸足を置くカヴァー作。レコーディングは3日間でオーヴァーダブなしという制作過程と、現代の高水準な録音技術とが相俟った、眼前で演奏されているかの如きサウンドの強烈なリアリティは、 […]

THE LAST FULL MEASURE/シヴィル・ウォー

スウェディッシュ・バトル・メタラー:サバトンの大改組でバンドを離れたツイン・ギターとキーボードとドラムが始めたプロジェクトの3作目。実家サバトン同様に歴史上の戦争物語を雄々しく歌い上げる叙事(エピック)メタルのプロだが、 […]

THE BLAZE/バーニング・ポイント

フィンランドの中堅メロディック・メタラーの通算7作目。’14年にそれまでギター兼シンガーだったリーダー:ピート・アホネンがギターに専念することを決意、シンガーの座に元バトル・ビーストの強力女性シンガー:ニッテ […]

THE WHOLE OF THE LAW/アナール・ナスラック

邪悪暴虐に一途に励む、英国爆走グラインドコア・ユニットの9作目。近年は重厚荘厳路線にこだわりを発揮していたが、本作は紛うことなきその完成形だ。原始ブラック・メタル譲りの暴力性はそのままに、女声合唱や不穏なインダストリアル […]

BREAKING THE ROCK/イグジスタンス

フランス出身の4人組による2ndアルバムにして日本デビュー盤。鋼のようなリフにメロディックなギター・ソロ、ドラマティックな楽曲展開は’80年代メタルを通過し、当世に突き付けられる王道中の王道を往くヘヴィ・メタ […]