SHIHAUNGDI/THY MAJESTIE

 イタリアが誇るヒストリカル・パワー・メタル・バンドの3年ぶりとなる5th。これまで史実や歴史上の人物を基に作品を発表してきた彼らが今回テーマとしたのは、秦の始皇帝。デビューから初志貫徹、映画サントラ顔負けの劇的で壮大な […]

BRITISH LION/STEVE HARRIS

 アイアン・メイデンと一心同体のスティーヴ・ハリス(b)が密かに作っていた話題の初ソロ作。参加メンバーにはダーティ・ディーズの元メンバーもいる。タイトルがコレなだけに’70年代英国調クラシック・ロックを予想し […]

WHAT’S IT TO YA/SNEW

 ハリウッドで結成された4人組による3rdフルにして日本デビュー盤。AC/DCばりの剛毅なブギーをアメリカン・アレンジしたような、ストレートなHR〜R&Rをプレイしており、“ロック馬鹿”然としたバンドのアピアランスはもっ […]

X/THE 69 EYES

 フィンランド出身のゴス&ロール・バンドによる10作目フル。’09年の前作『BACK IN BLOOD』ほどハードネスを前面に押し出さないが、その前作を下敷きに押しと引きの計算が行なわれていることは明白。その […]

LOVE & mints/mintmints

 アースシェイカーの石原“SHARA”慎一郎(g)によるプロジェクトの通算4作目。音作りに結構トリッキーなエフェクトを多用したところがあったのが、SHARA1人で作っていた’09年のスタート時。今やすっかりバ […]

PRIVATEERING/MARK KNOPFLER

 ダイアー・ストレイツでのバンド活動と並行して映画のサウンドトラックを手掛けるようになってから、ケルティック・ミュージック風なアプローチをより積極的に取り入れるようになったが、それがソロ活動以降のマーク・ノップラーのスタ […]

HOW TO SHOOT LASERS FROM YOUR EYES/CAGE9

 米カリフォルニア州で結成された4人組ヘヴィ・ロック・バンドによる7thフル。10月上旬には5年ぶりの来日公演を行なう予定だ。黎明期のラウド・ロック〜ニューメタルの雰囲気を湛えながらも、ブレのないしっかりとしたメロディー […]

25/DIMENSION

 結成20周年。当初から微塵もブレることなく常に近未来のジャズ/フュージョンを提示し続けてきた。そして結成から20年後の現在も、その音楽とサウンドはやはり近未来。増崎孝司のギターを始め、メンバー3人のプレイには20年分の […]

ALL WE LOVE WE LEAVE BEHIND/CONVERGE

ミッド’90s以降のUSハードコアを代表する存在の1つ、コンヴァージ。前作から約3年ぶりの新作。前作でのスウェディッシュ/’90s USクラストへの憧憬、“Ebullition Records”再 […]

FULL PULL/BULLET

 スウェーデンの剛球メタル&ローラーの4th。最大手メタル・レーベル“Nuclear Blast”とのサインに成功したという大きなステップ・アップが音にも表れた、全編から強い自信が漲る力作だ。プロデュースにニッケ・アンダ […]

IN THE NAME OF METAL/BLOODBOUND

 スウェーデン産正統派メタル・バンドの5th。4代目シンガー:パトリック・ヨハンソン(アストラル・ドアーズのシンガーやイングヴェイ・バンドのドラマーとは同名異人)を迎えての2作目となるが、トビアス・サメット(エドガイ)似 […]

THE PARALLAX Ⅱ:FUTURE SEQUENCE/BETWEEN THE BURIED AND ME

名門“Metal Blade”へ移籍、EPリリースに続き、満を持しての6枚目となるフル作。EPと対で壮大なストーリーを成すコンセプト作品となっている。ドリムシ・ファンも安心の超絶テクニックは言わずもがな、多彩な楽器群を取 […]

VULTURES/AXEWOUND

BFMVのマット・タック(g, vo)が以前から温めていたプロジェクトで、彼以外のメンバーも既に名だたるバンドで活躍する、“スーパー・バンド”の作品が遂にリリース。音楽的にはダウン・チューンした攻撃的ギター&手数足数の多 […]

BURNING OATH/ANTHEM

 レコード会社移籍第1弾となる通算14作目。今夏のライヴで披露されていた「Evil One」〜「Unbroken Sign」で幕を開け、徹頭徹尾のアンセム流HMが矢継ぎ早に繰り出されていく。例によって曲作りに入念な準備が […]

ARRIVAL OF THE RED SUN/ZONARIA

 スウェーデンのメロディック・デス・メタル・バンドの、“Century Media”から“Listenable”に移籍しての3rd。オールドスクール系から激烈デスラッシュ、果ては劇的シンフォニック・ブラックに至るまで、す […]

THE BATTLE OF LOVE/ZIGZO

 ’99年から約3年という短い活動期間をもって、惜しまれつつ解散した4人組が10年ぶりに再始動。本作は復活第1弾となるアルバム。メンバー個々のキャリアは相応に知られているはずだが、そんな予備知識に左右されるよ […]

THE LAST RESISTANCE OF THE FIREBIRD/TSP

 X、ラウドネス他を渡り歩いたTAIJI(b)と、クラウド・ナインでの盟友SHU(g)によって結成されたTSPの1stである本作は、’11年に急逝したTAIJIの遺志を継ぎ、残されたメンバーが完成させた彼の遺 […]

IMMORTALIA/SOUND STORM

 イタリアのシンフォニック・メタル・バンドの2nd。祖国の先輩ラプソディー・オブ・ファイアに通じる壮麗な劇場型サウンドを基本に、所々で北欧シンフォ・ブラック勢を思わせる爆裂エクストリーム風味を轟かせるエピックかつオペラテ […]

DAWN OF MANKIND/SLAVERY

 かつての名門“Noise Records”のボス:カール・ウォーターバックが設立した注目の新レーベル“Sonic Attack Records”が放つ新たな刺客は、ドイツの5人組パワー・メタラー。本作は自主制作の7曲入 […]

MESSIAH COMPLEX/SABER TIGER

 新生サーベル・タイガーによる第2弾。衝撃的だった前作『DECISIVE』(’11年)の次に来るべき仕上がりだ。音楽的には延長上にありつつ、更なる広がりを感じさせるのがポイントだろう。アグレッシヴにもメロディ […]