DEFYING THE GODS/RISE TO FALL

スペイン出身、一昨年に来日公演も行なった5人組の2nd。今作もレーベル・オーナーであるエットレ・リゴッティ(ディサルモニア・ムンディ)の後ろ盾を得てのリリース…ということもあり、荒々しい硬派な部分は残しつつメランコリック […]

THE RASMUS/THE RASMUS

フィンランドの国民的人気バンド、ラスマスの4年ぶりとなる通算8枚目。今回は久々に彼らの旧友で現在の音楽スタイルを『DEAD LETTERS』(’03年)で確立したマーティン・ハンセンをプロデューサーに迎え、北 […]

AWAKENING/PHENOMENA

トラピーズやホワイトスネイクのメンバーとして知られるメル・ギャレー(故人)の実兄である英国人コンポーザー/プロデューサー:トム・ギャレーによるプロジェクトの6作目。ラルフ・シーパース、マイク・ディメオ他大勢の錚々たるゲス […]

TRAGIC IDOL/PARADAISE LOST

今や巷に溢れる“ゴシック・メタル”の語源にして、’80年代より活動する英国メタルの重鎮、パラダイス・ロストの13枚目となるフル作。前作、前々作と急速にヘヴィネスを取り戻した彼らが、その集大成にして未来への布石 […]

TABOU〜JAPAN EDITION/MUSTANG

’10年のフジ・ロックで神出鬼没のステージを披露し、一気に名を広めた仏産のトリオが2ndをリリース。フロントマンのリーゼント・スタイルや豪奢なグレッチの印象が強く、見た目はストレイ・キャッツの如き現代版ロカビ […]

THE FATAL FEAST/MUNICIPAL WASTE

米ヴァージニア州リッチモンド出身のオールドスクール・スラッシュ/クロスオーヴァー・メタル・バンドによる5thフル。本作から“Nuclear Blast”に移籍している。絶妙にノリのいいリズムにシュレッド・リフに次ぐシュレ […]

MITCH MALLOY Ⅱ/MITCH MALLOY

一時はヴァン・ヘイレンへの加入も噂された、アメリカはノース・ダコタ出身のシンガー/ソングライター。本作が’92年リリースの1stアルバムを意識したものであるのは、タイトルからも明らか。当時よりもハードかつアグ […]

RELAPSE/MINISTRY

2年前に潰瘍の破裂で死にかけたというアル・ジュールゲンセン(vo, g etc.)が、解散から4年後の今年、突如復活アルバムを発表。一聴して驚くのは全盛期と何も変わらない凶暴なインダストリアル・メタル全開の爆裂サウンドを […]

HELL IN A HANDBASKET/MEAT LOAF

デビューから35年、一貫してメロディックな楽曲とシアトリカルな歌世界、ドラマティックなサウンドでファンタジックなロック・オペラを作り続けてきたベテランの通算12枚目。本作は現代社会に生きる人々の葛藤や希望をテーマに、自ら […]

NATURAL BORN STEEL/MAVERICK

札幌出身メタル・バンドの2nd。前作から何と約7年振り、その間メンバー交替もあったが、バンマス堀田勝彦(vo, g)の頑固一徹なメタル魂は不変で、ピート・シールクのプロデュースにより、その雄々しく勇壮なサウンドはより骨太 […]

NOCTOURNIQUET/THE MARS VOLTA

情熱と叙情のラテン系リズム&メロディーを核に、先鋭的な現代音楽も貪るモダン・プログレの雄による6作目。先鋭度は過去最高で、エレクトロニカ由来のアプローチが多々…、特にリズム面で相当な冒険が試みられているが、曲の冗長さに起 […]

WEAPONS/LOSTPROPHETS

今や各国ビッグ・フェスの常連だが、いい意味で貫禄のないところが彼らの魅力であり、とっつきやすい部分である。通算5作目となる新作でも風通しの良さと疾走感をキープ。メジャー・コード多用の曲からエモーショナルなミドル・ソング、 […]

DEMONOCRACY/JOB FOR A COWBOY

“デスコア”というジャンルを確立し、既に2度の来日公演を経験する彼らの3rd。より“デス・メタル”な作風へと変化した前作は、複雑&テクニカルでありながらもほぼリフ中心で構成されていたため些か単調な印象を受けたが、今作では […]

BEST OF KOKUA FESTIVAL/JACK JOHNSON & FRIENDS

全米1位アーティストとは思えない親しみやすさを持つ現代版サーフ・ミュージック界の首領、ジャック・ジョンソン。環境意識の高いフェスとして彼が’04年から主催してきた“Kokua Festival”のベスト・パッ […]

STRANGERS/HILLS HAVE EYES

ポルトガル出身のスクリーモ/メタルコア・バンドによる2ndフルにして日本デビュー盤。めいっぱいのハイピッチ・スクリームとグロウル、クリーン・ヴォイスで構築される歌唱を、疾走あり、青臭メロディーあり、ブレイクダウンありの構 […]

DE VERMIS MYSTERIIS/ハイ・オン・ファイア

マット・パイク(vo, g)率いるヘヴィ・ロック・トリオの6作目。曲数の割合で言えば、モーターヘッドとヴェノムが底流を流れるスラッシュ・メタルのプロトタイプ風の曲が看板で、これまでを踏襲する新譜とも言えるが、「Madne […]

ADDRESS THE NATION/H.E.A.T

スウェーデン産正統派メロディアス・ハード・ロッカーの3rd。前作リリース後間もなく勃発したシンガー交替劇を経ての待望の新作は、その危機をものともしない見事な快作となった。有名オーディション番組『IDOL』で’ […]

THE STRANGE CASE OF…/HALESTORM

姉のリジー(vo, g)と弟のアージェイ(dr)のヘイル姉弟を中心とする、米ペンシルヴェニア州の4人組による2作目。80’s風味が効いた今様の王道ハード・ロック盤で、プロデュースのモダン・ロック臭を消臭するよ […]

VITRIOL/EVENOIRE

女性シンガーを擁するイタリア産シンフォニック・メタル・バンドが、同国の名門“Scarlet Records”よりリリースしたデビュー・フル・アルバム。’08年にセルフ・リリースした1st EP『I WILL […]