CRIMEN EXCEPTA/CRYSTAL VIPER

メタル・クイーン:マルタ・ガブリエル(vo, g)を擁するポーランド産トゥルー・メタラーの4th。今回は各曲間に短いSEを挟みながら、宗教裁判、黒魔術、魔女などをテーマとした中世世界を描くという今までにないドラマティック […]

THE MIDNIGHT CHASE/CRUCIFIED BARBARA

スウェーデン出身の女性ハード・ロック・バンドによる、約3年ぶりとなる3rdフル。タフ&ワイルド、軟弱野郎のタマを真っ正面からワシ掴みにしかねないアグレッシヴさにいよいよ拍車がかかり、全体的にはより強靭かつメタリ […]

SLIPSTREAM/BONNIE RAITT

今年でデビュー41周年を迎えたボニー・レイットの、約7年ぶりということになるスタジオ・アルバム。アルバム制作に関しては、すべてを知り尽くしているベテランだけに、完成度の高さは文句ナシ。ヴォーカリストに徹したようなAOR風 […]

FORMSHIFTER/ALLEGAEON

たった1枚のセルフ・リリースEPをきっかけに名門“Metal Blade”とのディールを獲得したコロラド産メロディック・デス・メタル・バンドの2nd。重心の低いブルータリティと直球メロディーをバランス良く配合、洗練された […]

APOCALYPTIC LOVE/SLASH FEATURING MYLES KENNEDY AND THE CONSPIRATORS

前スタジオ作『SLASH』(’10年)に参加したシンガーの中で、むしろその知名度の低さゆえに強い印象を残したのが、アルター・ブリッジのマイルス・ケネディだった。果たして彼は、トッド・カーンズ(b)、ブレント・ […]

LONG LIVE HEAVY METAL/3 INCHES OF BLOOD

カナダが誇るオールドスクール・メタラーによる通算5作目。本作からベーシストがフィア・ファクトリーなどで知られるバイロン・ストラウドに交替している。このベタなタイトルからして彼らの熱血サウンドが不変であることは分かると思う […]

THE PROMISE/WARRIOR POET

スペインのマドリードを拠点に活動しているトリオによる1stフル・アルバム。トリオならではのシンプルなハード・ロックが特徴のこの作品だが、その魅力は何と言っても叙情派のヴォーカル・メロディーだ。北欧のバンドを思わせるような […]

WORLD TORN ASUNDER/WARBRINGER

来日経験もあるUS産スラッシャーの2年半ぶりとなる3rd。前作で一歩抜きん出た印象があるが、リフ重視で重戦車の如く進軍するスタイルは不変でありながら、今作のメロディー要素への幾ばくかの傾倒が成熟の意味合いを示しているなら […]

DIG IN DEEP/TYKETTO

代表曲「Forever Young」で知られるニューヨーク出身の4人組。本作はオリジナル・ラインナップによる復活第1弾。ダニー・ヴォーン(vo)のソロ作品に参加していたメンバーもいるが、同じ顔触れで制作された2ndアルバ […]

AS THE WORLD BLEEDS/THEOCRACY

米ジョージア州出身のメロディック・パワー・メタラーの前作から約3年ぶりの3rd。元々はシンガー(マルチ・ミュージシャンでもある):マット・スミスの1人プロジェクトとして発足しているが、現在はツイン・ギターの5人組バンド体 […]

LIVE EVERYBODY’S TALKIN’/TEDESCHI TRUCKS BAND

今年2月の来日公演で、ライヴ・バンドとしての凄さを強烈にアピールしたテデスキ・トラックス・バンドの、アメリカ・ツアー中のステージを2CDに収録した実況盤。実際にライヴを観た時にも感じたのだが、こうしてアルバムになったもの […]

EMOTIONAL FIRE/SUNSTORM

レインボーやイングヴェイ・マルムスティーンのバンドでの活躍が知られるジョー・リン・ターナー(vo)による、自身の手掛けてきた楽曲とも向き合うAOR/ハード・ロック・プロジェクトの3作目。今回の特徴は彼がバックグラウンド・ […]

STORM CORROSION/STORM CORROSION

オーペスのミカエル・オーカーフェルトとポーキュパイン・トゥリーのスティーヴン・ウィルソン──ダークなプログ・サウンドの担い手として、互いに敬慕し認め合ってきた2つの叡智が、新たな音世界を拓くコラボ作をリリース! ミカエル […]

abyss/Ruiza

技巧派として知られるDのギタリストが放つ、約6年ぶりとなる2枚目のソロ作品。全曲がメタル系インストゥルメンタルで、大局的なテーマは人間の感情。ただし、タイトルからも想起できるように、表面的もしくは瞬間的なものではなく、複 […]

IT COMES ALIVE -MAID IN SWITZERLAND-/PRETTY MAIDS

デンマーク出身ベテランHR/HMバンドによる、’11年10月のスイス公演を収めた3枚組(2CD+DVD)ライヴ作。’01年を最後に、もうずっと日本の地を踏んでいない彼らだが、ロニーもケンも見た目に […]

ALL OR NOTHING/PENNYWISE

結成以来、ペニーワイズの顔として活躍してきたジム・リンドバーグ(vo)が’09年に脱退。晴天の霹靂とも思える交替だっただけに存続も危ぶまれたが、無事に新作を届けてくれた。一言で言うなら“新鮮”。後任のヴォーカ […]

FIFTH ELEMENT/PATHFINDER

デビュー作での新人離れした激走っぷりがリスナーの心をがっちり射止めた、ポーランド出身6人組による2年ぶりの2nd。疾走感と共にラプソディーを彷彿とさせるドラマ性も持ち合わせている彼らだが、疾走度はそのままに、今作は1曲1 […]

9 Gates For Bipolar/OBLIVION DUST

約4年ぶりとなる新作は、“9つの独立した世界”がコンセプト。タイトル通り、1曲1曲にしっかりとした表情とメリハリがあるため、どこから聴いても没入できる。バンドのスケールの大きさは変わらず、聴いた瞬間に心を掴むKEN LL […]

TERAS/NAGLFAR

重鎮スウェディッシュ・メロディック・ブラック・バンドの、約5年ぶりの新作。ディセクションに続く形で登場、同国のメロディック・デス・メタルに呼応するように重厚さを獲得しながらも(厚い音作りは当時のブラック・メタルでは禁じ手 […]

PLANS WITHIN PLANS/MXPX

結成20年を祝う会心の一撃。前作から5年——その間にはドラマーの離脱にギタリストのツアー不参加表明と、トリオのMXPXにとって致命的な状態に陥ったが、ここでは再び最強の3人が集まって力強いパンク・ロックを鳴らす。&#82 […]