PRESSURE AND TIME/RIVAL SONS

L.A.出身の4人組による2ndアルバム。ジミ・ヘンドリックスをフィーチュアしたMC5がレッド・ツェッペリンのコスプレをしてザ・フーの曲をやっているような、ブルース基盤のロックをプレイする。乾いたギター・サウンドと粘りの […]

FROM CHAOS TO ETERNITY/RHAPSODY OF FIRE

イタリアン・ファンタジック・メタルの雄の8thは、’04年発表の5thから続くダーク・シークレット・サーガの最終章となる節目の1枚。壮大な歌劇的シンフォニック・メタルのスタンスは前作までと一切変わらぬが、近年 […]

DEDICATED TO CHAOS/QUEENSRYCHE

結成30周年を迎える彼らの新作。ジェフ・テイト(vo)曰く、『EMPIRE』(’90年)の未来形とのことだが、音楽的にはロックを軸としつつもフォーマットを限定せず、ポップでありながらジャンル上の拡散傾向を示す […]

COME READ THE WORDS FORBIDDEN/MORTON

ウクライナ出身、同国の著名なプロデューサーであるマックス“モートン”パシチニク(vo)を中心とするバンドのデビュー作。一言で表すなら欧州型のメロディック・パワー・メタルであり、言うなりゃキャメロットからプログレ要素を除い […]

VARJOINA KULJEMME KUOLLEIDEN MAASSA/MOONSORROW

“FINLAND FEST 2011”で初来日を果たした“エピック・ヒーゼン”メタラーの第6作。10分超の大曲をSEで繋いだ、とてつもなくダークなコンセプト・アルバムで、その絶望的な物語は、邦題『我、死者の国を影のごとく […]

REVERENCE/MERGING FLARE

フィンランド産ヘヴィ・メタル・バンドのデビュー・アルバム。その筋では超有名(?)なガンマ・レイのトリビュート・バンド:ガーディアンズ・オブ・マンカインドのメンバーを擁していることもあって、まるで“ガンマ・レイ+エドガイ” […]

WATCH OUT!/LOVEX

フィンランドの6人組による3枚目のアルバム。かの国特有の叙情旋律を配したメランコリックかつダークなハード・ロックがこれまでの持ち味だったが、楽曲はポップな色合いを際立たせる方向性へとシフト。あたかも別のバンドの音源かと錯 […]

THE ENDING IS JUST THE BEGINNING REPEATING/THE LIVING END

高い演奏力を誇る豪州産のベテラン、3年振り通算6枚目となる新作。曲作りの面では明らかに新境地を開拓した。ある意味、これまでのリヴィング・エンドの取り柄とも言えた生硬さや青さがぐっと減り、代わりに成熟したメロディーを提供し […]

GOLD COBRA/LIMP BIZKIT

どうせまたすぐにウェス・ボーランド(g)が脱退するはず…とか甘く見ていた人も多いのではないか。自分もその1人だったが、思わぬ力作に仕上がっていて驚いた。路線的にはマイク・スミス(g)時代の『RESULTS MAY VAR […]

LET THE TRUTH BE KNOWN/SOULS OF WE

約10年前からスタートし、メンバーやバンド名を変えながら下準備を続けていたジョージ・リンチ(g)のプロジェクトが’08年に発表した1stアルバムが、ようやく日本盤としてリリースされた。ニッキー・シックスのブラ […]

LIVING AND DYING IN HIGH DEFINITION/SERPENTINE

’07年からTNTに在籍する元シャイのトニー・ミルズ(vo)を迎えて本格始動した、イギリスの5人組による2ndアルバム。前作はメロディアスなハード・ロックの手本のような仕上がりでファンを驚喜させたが、やはり今 […]

THE BLACK CROWN/SUICIDE SILENCE

前作『NO TIME TO BLEED』(’09年)で、ここ日本での人気も確立した感のある彼らの3rdフル。前作ではシャープに攻撃する様が印象的だったが、本作では重心を落として、(ハードコア的な意味で)よりフ […]

HEATHEN WARRIOR/STORMWARRIOR

ドイツ産メタラーによる、スタジオ・フルレンス第4作。前作からドラマーがチェンジしているが、無骨な味わいの“漢”パワー・メタル路線に変わりはなく、ミックス/マスタリングを手掛けたのが引き続きトミー・ハンセンというのにも注目 […]

CYBION/KALISIA

フランス産プログレッシヴ・メタラーのこの1stフルは、実に13年もの期間を制作に費やしたというSF仕立てのコンセプト大作。サイバーなアトモスフィアに包まれたそのテクニカルなサウンドは、シンフォニック/プログレッシヴ/デス […]

IF NOT NOW, WHEN?/INCUBUS

活動停止の期間を挟み、およそ4年半振りとなる通算7作目。ブランドン・ボイド(vo)が「今までで最も豊潤でゆったりとした作品」と語るように、成熟した空気が全編に漂う。’90年代半ば、KORNの舎弟的な扱いでデビ […]

LET THE GAMES BEGIN/HELL IN THE CLUB

イタリアの4人組によるデビュー作。シークレット・スフィアとエルヴェンキングのメンバーらが始めたプロジェクトだが、音楽的には両者がそれぞれ志向するプログレッシヴ・メタルでもフォーク・メタルでもなく、’80年代後 […]

KILL ALL CONTROL/GEORGE LYNCH

ジョージ・リンチが1stソロ『SACRED GROOVE』(’93年)以来となる、オリジナル・ナンバーで構成したソロ・アルバムを発表した。ソウルズ・オブ・ウィーのロンドン・レグランド(vo)やブレットボーイズ […]

MIRROR BALL – LIVE & MORE/DEF LEPPARD

新曲3曲を含む全25曲の代表曲を2枚組にまとめた、キャリアの集大成とも言えるバンド初のライヴ・フル・アルバムの登場だ。音源は’08年〜’09年に行なわれた“SPARKLE LOUNGE”ツアーから […]

THE BLACKENED HALO/CIRCLE OF SILENCE

ドイツ南部はバーデン・ヴュルテンベルク州を拠点とする5人組パワー・メタル・バンドの3rd。剛健なメタル・エッジの中にガッツと愁いを封じ込めた硬派で男臭いサウンドは、同国のベテラン:ブレインストームとの共通項を強く感じさせ […]

TAKASAGO ARMY/CHTHONIC

台湾出身のブラック・メタル・バンドによるニュー・アルバム。台湾の山岳民族により編成された旧日本軍の部隊:高砂義勇隊をテーマとしており、『SEEDIQ BALE』(’06年)、『MIRROR OF RETRIB […]