ワン・コントロール Crocodile Tail Loop Wing OC10W 最新スイッチャーの驚異的な機能に迫る!

ワン・コントロール Crocodile Tail Loop Wing OC10W 最新スイッチャーの驚異的な機能に迫る!

“WINGLINK”で快適に操作

WingLinkメイン

iOSアプリ“WINGLINK”を使用することで、プログラムの切り替えや設定変更など、“OC10W”が持つほとんどの機能をBluetooth経由で遠隔操作することができる。このアプリを起動するとすぐ、本機の名前が表示されるので、それを選択すればペアリングは即座に完了だ。

PRESET設定画面が操作のメインとなる。この画面では、本体搭載のスイッチ類を操作するのとまったく同じ感覚で、バンク/プログラムの作成と選択はもちろん、MIDIのPCナンバーの設定、各種フットスイッチ端子のオン/オフ、各ループのオン/オフなどが設定できる。アプリ上での操作は即座に本体に反映。本体搭載のスイッチだけでもプログラム作業は十分簡単だが、“OC10W”を足下に置いた状態でも手元のスマートフォンやタブレットでセッティング完了できるため、自宅やスタジオでの演奏中であっても手早く設定変更ができるようになり、作業ははるかにスムーズだ。

またこの機能はライヴ中にも威力を発揮する。バッキング用とリード用といった具合にプログラムを使い分けている場合、ギター・ソロを弾き終わってバッキング用に切り替えなくてはいけない時にスイッチャーをセットしてある位置から離れているので、本体のスイッチを踏めない…というケースが間々あるが、ギター・テックがいるバンドならばその人に“WINGLINK”で切り替えてもらうことが可能だし(図8)、工夫すれば自分の手で演奏の傍ら素早くプログラム・チェンジすることもできるだろう。

図8◆演奏中にステージ袖から“OC10W”を操作
図8

WingLinkループ連携
PRESET画面で使用したいループに対応したプログラム・ボタンを押すと、すぐさま“OC10W”本体のボタンも同様に点灯。
WingLink画面
左からMIDI機能の動作などのセットアップを行なうCONFIG画面、iOSディヴァイスにプログラムを保存してバックアップと修復を行なうME画面、アンプごとのフットスイッチ接続法のチュートリアルを示すFS MAP。
WingLink編集
モバイル端末をストラップに付けて演奏中にプログラム・チェンジ…これは相当慣れが必要な使用例ではあるが、”WINGLINK”を駆使すればリモート状態で”OC10W”を操作できる。