昨年12月、イタリアから2組のHR/HMバンドが来日! 今回が日本初上陸となるトリック・オア・トリートと、’15年1月以来の再来日を果たしたシークレット・スフィアだ。その千葉県柏市での公演の模様は、本誌’17年2月号にてレポート記事を掲載済みだが──同公演翌日、都内にて両バンドのギター・チームに行なったインタビューを、ここにお届けしよう。是非、ライヴ・レポートと併せてお楽しみ頂きたい…!
SECRET SPHERE シークレット・スフィア
シークレット・スフィアは、ツイン・ギターにキーボーディストも擁する6人組。’97年結成で、これまでに7枚のオリジナル・アルバムを発表しており、他にリメイク・アルバムに加えて、昨秋には、前回来日公演にて収録されたライヴCD/DVD作『ONE NIGHT IN TOKYO』もリリースしている。現ラインナップは、ミケーレ・ルッピ(vo)、アルド・ロノビレ(g)、マルコ・パストリーノ(g,vo)、アンドレア・ブラトー(b)、マルコ・ラッツァリーニ(dr)、ガブリエレ・チャッチャ(key)で、フロントマンのミケーレは、あのホワイトスネイクの鍵盤奏者(&コーラスも担当)としても知られているだろう。6弦のアルド、7弦のマルコにより構築される重厚なギター・サウンド、シュレッドからタッピングまで丁寧なプレイが光る前者、セカンド・ヴォーカルとしても活躍する後者の絶妙なコンビネーションにも要注目だ。
INFO
STRICK OR TREAT トリック・オア・トリート
’02年にハロウィンのトリビュート・バンドとしてスタートしたトリック・オア・トリートは、ツイン・ギター編成の5人組。その後、オリジナル・バンドへと転進し、これまでに4枚のフルレンス・アルバムをリリースしている。現ラインナップは、アレッサンドロ・コンティ(vo)、グイド・ベネデッティ(g)、ルカ・ヴェントゥレッリ(g)、レオン・ヴェラニ・コンティ(b)、ルカ・セッティ(dr)で、シンガーのアレッサンドロは、ルカ・トゥリッリズ・ラプソディーのフロントマンも務める。ハロウィン由来のメロディック・パワー・メタルを主体に、バンド曰く“ハッピー”なHR/HMを標榜しており、キャッチーなナンバーやブルージーな味わいもあって、そのサウンドは意外に幅広い。