NOnsenSe MARkeT/MERRY

すでに13年以上の活動歴を持つ、国産5人組ロック・バンドの8th。彼らのサウンドを形容する際に“レトロック”なる言葉が度々用いられてきたが、パンキッシュな攻撃性と、フォークやGS由来の哀愁が一体となった独自のクロスオーヴ […]

LEVEL ELEVEN/LAST AUTUMN’S DREAM

恐るべき安定感で毎年12月に作品を発表し続けてきたLADが、フル・アルバムとしては初めて2年の歳月を経て発表した通算11作目。中心人物の1人であるアンディ・マレツェク(g)が病気のため本作のレコーディングには参加しておら […]

BUILDING THE PALACE/CURSE OF THE FORGOTTEN

オランダ出身、ツイン・ギター編成の最新鋭メロディック・デス4人組が放つデビュー・アルバム。リード・フレーズや楽曲展開、ソロにも泣きが充満しており、残虐性と悲壮感の両立に対する並々ならぬこだわりは初期ソイルワーク的美意識を […]

STORYTONE/NEIL YOUNG

69歳にしてますます精力的な活動を続けているニール・ヤングの好調さが伝わる2枚組アルバムが登場した。2枚組と言っても10曲の収録曲はどちらも同じで、1枚はソロのアコースティック・ヴァージョン、もう1枚が92人編成のオーケ […]

Ready for …/LAST MAY JAGUAR

女性シンガーのyurica率いる4人組バンドのデビュー・アルバム。声優/アニソン系ライヴのサポートやレコーディングなどで実績十分の技巧派プレイヤーKensuke(g)を擁するこのバンドは、メロディック・メタルにJ-POP […]

GREAT CENTER MOUNTAIN TRENDKILL E.P./BAT CAVE

’05年に一度解散し、’09年に再始動した国産ヘヴィ・ロック・バンドによる復活EP。イントロ、新曲3曲、「Cockroach Kill」のリレコーディングの5曲が収録されており、ライヴで叩き上げた […]

MENTAL REVOLUTION/NUBIAN ROSE

アフリカ生まれのエキゾティックな美女シンガー:ソフィア・リリヤの力強い実力派歌唱を大きくフィーチュアする、スウェーデン出身のメロディック・ハード・ロック・バンドの約2年ぶりの2nd。本作ではそのソフィア嬢と中心人物である […]

Perfection BABEL/C4

’07年結成、元Kill=slaydのTOKI(vo)、元LaputaのJunji(b)とTomoi(dr)を擁し、’11年に大村孝佳(g)が加入したことで本誌読者的にも近い存在となった彼ら。V系 […]

SCORPIONS REVISITED/ULI JON ROTH

例によって発売が順調に遅れていたウリ・ジョン・ロートの“SCORPIONS REVISITED”ツアーの実況盤──だが、スコーピオンズがリハーサルに使っていたホールで無観客レコーディングしたという変則的なライヴ・アルバム […]

DEL AMOR Y OTROS DEMONIOS ACT 1/OPERA MAGNA

スペイン産メロディック・パワー・メタル・バンドの新作EP(アルバムを形成する3部作の1枚目)。前作『POE』(’10年)で、とてつもなくクサい楽曲に衝撃を受けたが、今作はまず楽曲の質の向上に驚かされる。スパニ […]

KINGDOM OF VANITY/RIGHT TO THE VOID

フランス産メロディック・デス・メタル・バンドの1stフル。イン・フレイムス、ダーク・トランキュリティらクラシックな’90年代スウェディッシュ・デス勢からの影響を土台にしつつ、ザ・ブラック・ダリア・マーダーやサ […]

CHAPTER ONE/LEVEL 10

シンフォニー・エックスのラッセル・アレン(vo)とシナーのマット・シナー(b)が始動させたプロジェクトのデビュー・アルバム。実力の知られた両者のコラボレーションだけに、安定した仕上がりは期待通りと言っていいだろう。2人の […]

UNHOLY SAVIOR/BATTLE BEAST

過去に“LOUD PARK 14”を含む2度の来日公演を行なった、フィンランド出身パワー・メタラーの3rd。質実剛健な正統派メタルを基盤とし、硬派な姿勢を残しながら前作以上にメロディックな面が強化された印象だ。鍵盤の存在 […]

Rocking The BLUES/外道

前作『魂の叫び』(’13年)で発散されていたギター・トーンの色気が、今回も頭から全開。ハードな曲では獰猛にキレまくり、バラードではサンタナより泣きまくる、加納秀人(vo, g)の暴れっぷりには笑いさえ出てくる […]

ASTRALION/ASTRALION

フィンランド産メロディック・パワー・メタル・バンドの1stフル。ソナタ・アークティカ以降の“北欧美旋律疾走メタル”というスタイルを愚直なまでにストイックに突き詰めるその姿勢は、今となっては非常に希少。歌声や演奏などプレイ […]

THE HISTORY OF GENESIS/Jupiter

海外でも人気のV系メロディック・メタラーによる2ndフル作。シングル既発曲やライヴ披露済みの楽曲も含み、ヴェルサイユ時代からのシンフォニックで耽美なパワー・メタル路線はそのままに、よりアグレッシヴな味付けが目立ち、女声入 […]

UNLEASH THE HORDES/デモリション・トレイン

B級臭を噴出しながら迫り来るジャケがとてつもなく愛おしい、ギリシャ出身の4人組。サウンドもまた微笑ましく、1曲目を聴いてダイアモンド・ヘッドの「The Prince」や「Helpless」が頭をよぎり、続くナンバーがメタ […]

ONLY TO RISE/SWEET & LYNCH

いつの間にかリンチ・モブのEPも出していたジョージ・リンチ(g)が、ストライパーのマイケル・スウィート(vo, g)とコンビで作品を発表。相変わらず節操がない…と思いきや、最近のジョージ作品と打って変わって正統派HR路線 […]

CROSSFIRE/WHITE WIDDOW

’10年に英国の専門誌で絶賛され、翌年リリースされた2ndで本邦デビューを果たしたオーストラリア産メロディック・ハード・ロック・バンドによる3作目。透明感のあるコーラス、湿り気たっぷりのキーボード、そして無駄 […]

CAPTIVITY & DEVOURMENT/ARMAGEDDON

元アーチ・エネミーのクリストファー・アモット(g, vo)を中心とするバンドの、実に12年ぶりとなる4th。クリストファー以外のメンバーは刷新され、バンド史上初めてのツイン・ギター編成の5人組となっている。クリーン・ヴォ […]