CANNIBALS/RICHIE KOTZEN
御存知の通り、歌も巧くルックスもイカしたリッチーは、ヴォーカリスト像を前面に出したアーティスティック路線か、ギターを前面に出したプレイヤー路線か、マァ簡単に分ければ、そういう二者択一に迫られていたところがある。しかし、ザ […]
御存知の通り、歌も巧くルックスもイカしたリッチーは、ヴォーカリスト像を前面に出したアーティスティック路線か、ギターを前面に出したプレイヤー路線か、マァ簡単に分ければ、そういう二者択一に迫られていたところがある。しかし、ザ […]
超絶ネオ・クラシカル・ギタリスト:ケリー・サイモンによるオール・インストゥルメンタルのクリスマス・アルバム。この時期から年末にかけて街でもよく聴かれるようなスタンダードなクリスマス・ソングの数々をメインに(オリジナルも2 […]
ジョニー・マーがノリにノっている。僅か1年8ヵ月のインターヴァルでソロ2作目を出すとは思わなかった。初ソロ作『THE MESSENGER』(’13年)でもキレのあるギターと素晴らしい“歌”を披露してくれたが、 […]
ライドやヴォーンで活動してきたトニー・マーシャル(g)を擁する、イギリスを拠点とする3人組のデビュー・アルバム。音楽的にはメロディアスなハード・ロックで、ベテランらしい安定感と煌びやかなクワイアを活かしたキャッチーな曲作 […]
前身バンドを経て、アメリカはボストンで’06年に始動した4人組による5枚目のアルバム。’10年には来日公演も行なっているバンドだ。大局的な音楽性はデス・メタルに分類されるものだが、時にはジャズ/フ […]
ランシドはいつまで経ってもランシドである。これは最上級の褒め言葉だ。デビューから22年も経過してこの不変の存在感を維持するのは、実に凄いと感じる。5年ぶりとなった新作は、ピュアなパンク・アルバムとなった。ビートの効いたロ […]
ロシアはダガンログなる都市にて’05年に結成、バンドの音楽性を“サイバーコア”と自称する4人組。本作は4thフルとなり、これまでEPも複数作リリースしてきている。ド派手にシンセの音色を盛り込んだエレクトロ・テ […]
日本デビュー作にあたる2nd『MOOD SWINGS』(’93年)のオビにあった、“足りないのは名声だけ!!”のコピーが今も記憶に残るカナダ産バンドの13作目。確かにその楽曲/演奏は初期から高品質を誇り、&# […]
インスト作品としては1st『LICK ‘EM』(’10年)に続く2枚目。どちらも自己紹介的な作品だが、テクニックを前面に出した1stに対して、こちらは影響を受けたギタリストへのリスペクトが詰まって […]
「ニューヨークで一緒にギグを1週間やった後、その秋ツアーに出た。そしてレコード会社からアルバムのオファーを受けた」。本誌2014年9月号掲載インタビューの中でエリック・ジョンソンがこう紹介していたのが本作品。その際、マイ […]
スウェーデン産メタル・バンドの6th。’06年のデビュー時はその正統的サウンドに似合わぬ白塗りメイクが取り沙汰されたが、現在ではすっかり普通のルックスで真摯にメタル道を追求、4thから不動のメンバー6人の結束 […]
今年3月の来日時に制作中と語られていた新作だが、それから完成までの間、かつて壮絶なケンカ別れをしたスティーヴ“ゼトロ”サウザ(現ヘイトリオット)が復帰するというまさかのシンガー交替が発生。10年間バンドを支えたロブ・デュ […]
元マスタープランのヨルン・ランデとシンフォニー・エックスのラッセル・アレンという2大シンガーによるメタル・デュエット・プロジェクトの通算4作目。今作から作曲と演奏の中心がマグナス・カールソンから元ストラトヴァリウスのティ […]
米国アイオワ州の覆面エクストリーム・メタル・バンドによるメジャー5作目。’10年にポール(b)が逝去し、’13年にはジョーイ(dr)が離脱…と、作曲の要でもあった両名を失った彼らの注目の1作となる […]
激烈音楽ベースのスペクタクル描写に憑かれたデヴィン・タウンゼンド(vo, g, key)の新作は、現在活動の中心である“プロジェクト”名義作品と架空のSFヒーロー“ジルトイド”に自身を仮託した同名義作品のカップリング。大 […]
スウェーデン発、昨年“JAPANESE ASSAULT FEST”で来日したNWOTHMバンドの2ndにして本邦デビュー作。パッチ付きGジャンにガン・ベルトというメンバーの出で立ちだけでもう音が想像できるが、ストームチャ […]
マックス(vo, g)&イゴール(dr)のカヴァレラ兄弟の陰謀第三弾で、マーク・リッゾ(g/ソウルフライ)を加えた3名が現在の正式な布陣。過去、マックスは「ファンのために音楽をやっている」と断言していたが、今作も過去作同 […]
メロディック・ロック・ファンが歓喜の声を上げたスリー・ライオンズのデビュー作で、にわかに注目されることになったシンガー:ナイジェル・ベイリーが放つ初のソロ・プロジェクト・アルバム。音楽的な基本路線は変わらないとはいえ、自 […]
アルゼンチンはブエノスアイレス出身の5人組シンフォニック・パワー・メタル・バンドのデビュー作。ターヤ(元ナイトウィッシュ)を彷彿とさせるオペラティック歌唱を披露するルチアナ嬢のソプラノ・ヴォイスにまず耳を惹かれるが、スト […]
デヴィンがアンニュイな歌声のチェ・エイミー・ドーヴァルとのコラボで描くのは、彼の必殺技たる豪快爆音スペクタクルと真逆の静穏脱力音響空間。カントリー・ブルースやフォークを土台に淡々と運ぶ音楽性、全編クリーン・トーンで整えた […]