A WILL/LUNA SEA

実に13年5ヵ月ぶりのオリジナル・アルバム! ’00年の終幕を経て再結集した今の5人からは意識せずともロック・バンド然とした骨太グルーヴが生まれ、それは全編にみなぎっている。そうした円熟を感じさせつつ、感情に […]

MORE THAN ONE WAY HOME/Alex Beyrodt’s VOODOO CIRCLE

サイレント・フォース、プライマル・フィア、シナーでも活躍するドイツ人ギタリスト:アレックス・バイロット率いるハード・ロック・バンドの3rd。同様に彼のリーダー・バンドであるサイレント・フォースが様式的なパワー・メタル路線 […]

LIVE AT THE CELLAR DOOR/NEIL YOUNG

ニール・ヤングのアーカイヴ・シリーズ第6弾は、’70年の暮にワシントンDCのクラブで収録した計13曲のアコースティック・セットという、ファン待望の蔵出し音源集だ。注目は発表直後だった名作『AFTER THE […]

DELIVERING THE BLACK/PRIMAL FEAR

ドイツの強靭パワー・メタル軍団の通算10作目。ラルフ・シーパースの怒髪天を突く剛力歌唱を中心としたストロングなスタイルは近作で急速にメロディアスな度合いを高め、その傾向は本作でも顕著だ。が、その流れにあって同じく中心人物 […]

DIVIDE AND CONQUER/SUICIDAL ANGELS

’01年結成(当時フロントマンは16歳!)、ギリシャ産スラッシャーの5作目。吐き捨てヴォーカルが乗ったピュア・スラッシュ・メタルは不穏かつ貫禄十分、スレイヤーやクリエーターを血肉とし、ファストに激走するだけで […]

WE’RE ALL GONNA DIE/GENERATION KILL

エクソダスのロブ・デュークス(vo)によるサイド・プロジェクト2作目。疾走スラッシュと重く暗いオルタナ風グルーヴの両方を併せ持っているのは、音楽的中枢がM.O.D.やプロ・ペインなど’90年代NY産ハードコア […]

THE ROYAL SESSIONS/PAUL RODGERS

タイトルに“SESSIONS”と謳われている通り、スタジオでライヴ録音された1枚。ポールの本質を残すにはベストだとの判断だろう。実際、すべてに於いて作り込みの感じがない。というと、軽めのジャム…と考えがちだが、アレンジを […]

HOPE IN HELL/ANVIL

カナダ出身の大ベテラン・HMバンドによる15作目。古風なHMに開き直ったかのような(良くも悪くも)アカ抜けないリフ構成を無理やり推し進めるスタイルは’11年の前作『JUGGERNAUT OF JUSTICE』 […]

LIVE AT ROME OLYMPIC STADIUM/MUSE

昨年の“SUMMER SONIC”でヘッドライナーを務めたミューズのライヴCD&DVD(BD版も同時リリース)。6th『THE 2ND LAW』(’12年)に伴う“The Unsustainable […]

PLAGUES OF BABYLON/ICED EARTH

フロリダ産劇的メタル軍団の通算11作目、ステュウ・ブロック(vo/元イントゥ・エタニティ)を迎えた編成での2作目。むやみな長尺曲や巨大組曲構成を控えた直球勝負の姿勢は近年の流れを着実に汲むものだが、中低音を力強さと滑らか […]

JAGUAR SPIRIT/IRON CURTAIN

スペイン出身、’12年にリリースされた前作『ROAD TO HELL』で輸入盤市場を賑わせた4人組の、2ndフルにして日本デビュー盤。旺盛なNWOBHM愛を惜しみなく注入したピュア・ヘヴィ・メタルを堂々とプレ […]

DARK WINGS OF STEEL/RHAPSODY OF FIRE

’04年から4作に渡り続いた“ダーク・シークレット・サーガ”が完結した’11年、オリジナル・メンバーでありメイン・コンポーザーのルカ・トゥリッリ(g)と決別。レーベルも変わり、様々な意味で再出発と […]

FOREVERLY/BILLIE JOE + NORAH

ジャケットに写っていなければ、これがビリー・ジョー(vo, g/グリーン・デイ)が作ったアルバムだとは思うまい。エヴァリー・ブラザーズが’58年に発表したトラッド・ソング集『SONGS OUR DADDY T […]

WARRIORS OF ICE/VOIVOD

’09年12月に地元カナダはモントリオールでの演奏を収めたライヴ盤。3月に予定されている約5年ぶりの来日を記念するリリースだ。地元効果もあってか、適度なリラックス感がいい意味での荒れを生み出しており、生々しい […]

CHARMING GRACE/CHARMING GRACE

ウィールズ・オブ・ファイア、ライオンヴィルなどのメンバーを中心とする、イタリア産メロディック・ロック/AORプロジェクトのデビュー作。中心となるバンド・メンバー3名に加え多数のゲスト・プレイヤーを迎えてクリエイトするのは […]

RISING FROM ASHES/SILENT FORCE

ヴードゥー・サークル、プライマル・フィアに続いて今月号3度目の登場となる(笑)、アレックス・バイロット(g)率いる様式系メタル・バンドの5th。前作から6年の間にドラマーを除く全メンバーを一新。看板シンガーだったD.C. […]

CAPTAIN RUGGED/KEZIAH JONES

キザイア・ジョーンズといえば、トレードマークはパーカッシヴなギター。前作から5年ぶりとなる新作でもそのスタイルは健在だが、今回は“キャプテン・ラギッド”という架空のキャラクターになり切った、一風変わったコンセプト・アルバ […]

THE FICTION MAZE/PERSUADER

スウェーデン出身、5人組パワー・メタル・バンドの何と約7年半ぶりとなる4th。ブラインド・ガーディアン・フォロワーの代表格と称されて既に10年以上が経っても、本家の風味が払拭されていないのはもはや個性と言いたいくらいであ […]

FLYING HIGH/LANESLIDE

ハードライン他で活躍するイタリア人、アレッサンドロ・デル・ヴェッキオ(key)を擁した米独伊混成の5人組メロハー・バンドによるデビュー作。ストレートかつ伸びやかに唄い上げるフランク・ヴェストリィが楽曲に快活なフックを与え […]

LEGIONS/ARTILLERY

デンマーク産スラッシャーの第7作。シンガーとドラマーが交替し、まずは前者の真っ直ぐなハイ・トーン・シャウトにビックリさせられるが、エスニックな味わいのアルバム導入部〜ザクザク切り込むギター・リフからして、バンド・サウンド […]