Line 6やテック21人気モデルの最新版、P・ギルバートの歪みペダル etc.[NAMM2020 DAY2:エフェクター] 2020年3月23日 11:20 ツイート Laney レイニーレイニーのBlack Country Customsというカスタム・ショップから、新エフェクター。“Spiral Array”はミニ・スイッチで3つのモードを切り替えることができるコーラス・ペダルで、それぞれ1976年製のBOSS“CE-1”、1979年製のローランド“Dimension D”、1985年製のDytronics“Tri Stereo Chorus”にインスパイアされたサウンドとのこと。 Bogner ボグナールパート・ニーヴ・デザインのトランスフォーマーを搭載した、ボグナーのエフェクター“Harlow”“Wessex”“Burnley”。筐体のデザインが若干変更になり、筐体側面が天面と同じカラーで統一された。内部は基本的に変わらないが、“Burnley”のみTONEの効きがややブライトになるよう改善されている。 Danelectro ダンエレクトロダンエレクトロからはリイシュー的なペダル新製品が3つ登場。“Back Talk”はコンパクト・エフェクターとしてはマニアックなリヴァース・ディレイで、かつては丸っこい筐体で販売されていたものを復刻。“Roebuck”はアイバニーズが’90年代にラインナップしていた“MT10 Mostortion”にインスパイアされたディストーション。“3699 Fuzz”はダンエレクトロのオーナーであるスティーヴ・リーディンガー氏が’70年代に作った伝説的なファズ、フォックス“Tone Machine”を改めて作り直したものだ。 Empress Effects エンプレス・エフェクツ“Compressor MKII”は2010年にリリースされた前機種のアップデート・ヴァージョン。TONEノブを増設してジャック位置を変更した他、サイドチェイン・ハイパス・フィルターを内蔵し、ゲイン・リダクションとインプット・レベルそれぞれにLEDを個別に搭載する…といった大幅な改良が成されている。ブルーとシルヴァーの2色展開。 EarthQuaker Devices アースクエイカー・デバイセスサン O)))とアースクエイカー・デバイセスの共同開発による限定モデル“Life Pedal”が、よりコンパクトなサイズとなって復刻。オクターヴ音の混ざり具合を外部エクスプレッション・ペダルで操作することが可能だ。またリヴァーブ・ペダル“Afterneath”もアップデートしてヴァージョン3となり、Dragツマミを回した時のピッチ変化に音階が付くようになった。 Hotone ホットトーン昨年リリースされて話題となったマルチ・エフェクター“Ampero”をよりコンパクトかつシンプルにしたヴァージョン、“Ampero One”。あらゆる操作をタッチ・パネルで行なうことができる操作性の良さに注目! JHS Pedals JHSペダルズポール・ギルバートのシグネチュア・ディストーション“PG-14”。チューブ・アンプの飽和感をシミュレートしたPUSHツマミを搭載しているのがポイントの1つで、また中域を細かく調整できる辺りも実に便利。 KORG コルグ超小型な画期的真空管Nutubeを使って、様々なエフェクター機器の制作キットを提供している“Nu:tekt”ブランド。既にキットとして発売されている歪み系“OD-S”のほか、作例としてチューブ・コンプレッサー、ペダル・シンセ、ジミ・ヘンドリックスやデイヴィッド・ギルモアが愛した伝説のファズを再現する“Woodstock 1969”、レトロモダンなルックスの“Nu-tekt Tuner”…といった様々なアイデアが提示されていた。 Line 6 Line 6“POD”の名を冠した久々の新製品として、フロア・マルチ“POD GO”が発表された。“HX”シリーズから継承したアンプ&キャビネット・モデルやエフェクトを内蔵し、カラー・ディスプレイで素早く簡単に音作りすることが可能。 関連記事 Line 6から多機能マルチ・エフェクト・プロセッサー“POD Go”が登場!L.R.Baggs L.R.バッグス開発に3年間を要したという、L.R.バッグスが満を持して発表する“Soundscape”。Voiceprintテクノロジーを用いて自身のアコースティック・ギター・サウンドを解析し、ライヴ演奏に最適なプリセットをカスタマイズしてくれる。 MOOER ムーア―登場以来、絶大な人気を誇っているムーアー“GE”シリーズ。“GE300 Lite”はフラッグシップ・モデル“GE300”を基本にしながらよりシンプル化したもので、エクスプレッション・ペダルなどは非搭載だが、もちろん定評あるサウンド・クオリティはそのまま継承。 MXR MXR名ペダル・ビルダー:ポール・コクレーンとのコラボで製作されたトランスペアレント系オーヴァードライヴ“Timmy Overdrive”を、より小さな筐体に押し込んだ小型モデルが登場。またジミ・ヘンドリックスの使用で知られるファズの名器“Octavio”が、より親しみやすいデザインで復刻されたのも嬉しいトピック。 NEXI Industries ネクシー・インダストリーズブースター、プリアンプ、スピーカー・キャビネット・シミュレーター、チューナーを内蔵した画期的アナログ・ペダルボード。様々なエフェクトを簡単に組み込んでカスタマイズすることが可能。 One Control ワンコントロールビヨン・ユール氏監修によるBJFの名器のワンコントロール・ヴァージョン“Dyna Red Distortion 4k”、不思議な筐体が特徴の“Rocket Grey Fuzz”、6つのツマミで多彩な音作りができる“Pale Blue Compressor”等々、充実のペダル製品が揃っていた。 Ovaltone オーヴァルトーンNutubeを搭載した“COPPER”は、接続したペダルの能力を最大限に引き出すことが可能なペダル型プリアンプ。“PRIME GEAR HW”は既発の人気バッファーのアップデート・ヴァージョンで、回路をシンプル化することで音質向上を実現している。 Pigtronix ピグトロ二クス2つの独立したルーパーを1台にまとめた、ステレオ・ルーピング・ペダル“Infinity 2”。前機種“Infinity”よりもシンプルなルックスだが、2つのルーパーをスイッチングすることで複雑なプレイを行なうことも可能。 Seymour Duncan セイモア・ダンカンセイモア・ダンカンからは複数のペダル新製品が発表された。“Diamondhead”は、’70年代後半〜’80年代風の「歪み系エフェクト+真空管アンプ」の組み合わせをペダル上で再現したもので、プリアンプとして使用することも可能。“Polaron”はアナログ回路のフェイザーだが、多彩なデジタル・コントロールで音を作り込める。 Source Audio ソース・オーディオ既発の“SA170 Programmable EQ”をアップグレードした“EQ2”。10バンドのグラフィック/パラメトリックEQを8プログラムすることができ、MIDIを使えば128種類までプリセットすることも可能だ。 Tech21 テック2130周年を迎えるテック21の新製品はロングセラーのラック“SansAmp PSA-1.1”がペダル型になった“SansAmp PSA2.0”。プログラミングとメモリー部分を除いてサウンド面に関わる信号経路はすべてアナログで、シンプルかつ機能的に操作できる。PUNCH、CRUNCH、BUZZ、GAIN、DRIVEといったパラメータを駆使して個性豊かな歪みサウンドを作り込めるようになっている。 Vemuram ヴェムラムブルースマン:ジョシュ・スミスが昨年発表した“Myriad Fuzz”の完全体となる“Myriad”は、前機種のファズ部分に加えてエフェクト・ループを搭載。出力が2つあり、ファズ効果がエフェクト・ループに干渉しないように独立させたり、逆にファズをかけた形で出したり、エフェクト・ループのみを出したり…と、多彩な組み合わせができるのが最大のポイントだ。 Walrus Audio ウォルラス・オーディオ高品質&多機能なディレイ・ペダル“MAKO”シリーズの第1弾“D1”。DIGITAL/MOD/VINTAGE/DUAL/REVERSEの5モードを備え、細かくカスタマイズすることができる。 プリアンプ、EQ、ブースト機能を1台でこなせる“EB-10”。プリセットを3つまで登録でき、欲しいサウンドを緻密に作り込めるのが魅力。写真のマット・ブラックの他に、クリーム色もラインナップされている。 ZOOM ズーム一際目を惹いたフロア・マルチ・エフェクターの新製品“G11”。カラーのタッチ・スクリーンで操作できるのが最大の特徴で、その他にも5つのストンプ・スイッチの近くに5つ、コントロール部に1つ、合計6つの液晶パネルを搭載している。さらにバンクやパッチを切り替えるスイッチは別で搭載しているので、操作性が相当良さそう!