JUGGERNAUT/ボルケーノ

鮮烈なアグレッションが印象的だった前作『MELT』(’15年)を継承する、スピーディーかつパワーに満ちた5作目。攻撃的ではあるが、屍忌蛇(g)の抒情センスがより成熟した形で表れており、全体的には前作よりもいい […]

THE FOUR SEASONS/ヴィヴァルディ・メタル・プロジェクト

B・ディッキンソンやロイ・Zらとの仕事でも知られるキーボーディスト:ミステリアと敏腕ベーシスト:アルベルト・リゴーニによる、その名の通りヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集「四季」のメタル化を目論むプロジェクト。といって […]

TOTAL TRANQUILITY/トキシックローズ

LIPSTIXX N’ BULLETZ、ジェミニ・ファイヴ、SEXYDETHといったバンドで活動していたメンバーが結成した、ストックホルム出身の妖艶なグラム・メタラー4人組によるデビュー・アルバム。金髪1人に […]

CONCUSSION PROTOCOL/ヴィシャス・ルーマーズ

またも大幅なメンバー交替を経て3年ぶりに放たれる米パワー・メタラーの通算12作目。変にポップな曲を入れてフラついてた前作に比べると、冒頭から硬派な鋼鉄一直線で、S・スマイス他ゲストも交えてのギター・ソロも快調。と思いきや […]

Vacantly/toddle

マイ・ペースに活動を続けるtoddle(トドル)。“元NUMBER GIRL、bloodthirsty butchersの田渕ひさ子(vo, g)率いる”とした方が説明は早いが、できればそうしたバックボーンは抜いてまっさ […]

STRANGER HEADS PREVAIL/サンキュー・サイエンティスト

管楽器隊とヴァイオリンを含む7人編成で変拍子と技巧的アンサンブル満載のジャズ/フュージョン土台の難曲をバリバリ弾き倒す、米ニュージャージー産プログレ・ヘヴィ・ロック・バンドの4年ぶり2作目。常時躁状態で各パートの超絶テク […]

YOUNG GUITAR 2016年11月号

ジャズ・ギター特集、BABYMETAL、クイーン+アダム・ランバート、エリック・ジョンソン、麗蘭、エリアス・ヴィルヤネン and more!!
付録DVD:2本立てジャズ奏法解説、“ハコモノ”ギター試奏、SAKI / Mary’s Blood、ロバート・マルセロ

FOREVER┃NEVER/スワンショア

イタリア出身のメタル/メタルコア・バンドによるデビュー作。ホープス・ダイ・ラストのギタリストであるマルコ・マントヴァーニをプロデューサーに迎えているが、その音楽性はポスト・ハードコアではなく、かなりのゴリゴリ系。ヴォーカ […]

THE SHADOW SELF/ターヤ

衝撃の解雇劇から10年が経過し、“元ナイトウィッシュの”という肩書きが不要なほど着々と独自の道を歩み続けているターヤだが、前作から3年ぶりとなる新作は2枚立て続け(国内盤は同時)でのリリースとなった。マイケル・モンローの […]

WE’RE ALL SOMEBODY FROM SOMEWHERE/スティーヴン・タイラー

「’17年にエアロスミス解散か!?」などというショッキングなニュースが飛び出したタイミングでのリリースとなった、スティーヴン・タイラー(vo)の初ソロ作品。錚々たるプロデューサー陣を迎えて制作された本作は、バ […]

BAPTIZED IN THE RIO GRANDE/サンズ・オブ・テキサス

10月開催の“LOUD PARK 16”に出演が決定している、米テキサス州出身の5人組によるデビュー・アルバム。“パンテラ meets ニッケルバック”という呼び声があるそうだが、コクのあるグルーヴと強さに裏打ちされた繊 […]

UNLEASHED/スキレット

米テネシー州の男女混成4人組による10作目。型通りの歌ものモダン・ロックもやりつつ、ここ数作はインダストリアル系Nuメタル・バンドだった過去の彼らの音楽変遷を再活用するような試みが散見され、今作にもそうした曲があるが、鍵 […]

THE LAST STAND/サバトン

スウェーデン産メロディック・メタラーの第8作。今回も古今東西の戦史を題材としており、そこに西郷隆盛が討死した西南戦争:城山の戦いが含まれているのも既報通り。興味深いのは、勇壮なミッド・チューンや疾走ナンバー以上にシンセ・ […]